果てしなく残酷で、汚れた世界 作者が2020年に書いた、小説になっていない問題作、読んでみると、自分が書いたとは思われないほど天才的で驚いた、絶賛と激怒の嵐!!!
37 力がないと、手に入れられない、勝てない。
37 力がないと、手に入れられない、勝てない。
金色家と河本家
この二つの家系は、名前違いの同一人物だ。
如何して河本 虚言は金色 ミミズクは、嘘を憑いたのか。
如何して人を騙したのか。騙す必要があったのか、其れは単純明快だろう。
彼は堪え切れないストレスを不満を、破滅を制御しきれなかったのだ、悪魔や魔物空想の類に救いを求める事でしか自分を救って遣れなかったのだ。
彼は、絶望の中で多くの創作物、架空の産物を創った。
其れを現実に具現化出来ないかと考えた。
好きだった女も男も友達も家族も、学校も、全てが全て架空で空想。
彼は考えたのだ。
空想を現実に出来ないものかと、完全に未来を、空想によって創造によって完結させられない物かと考えたのである。
傲慢な試みであった、強欲な試みであった。
しかし、彼は確かに其の彼の創作物の一部を、具現化させ世界を変えた。
世界に仇を成した。
反抗し、遂に、其れを具現化させた。
空想を信じさせた。虚構を信じさせた。
現実にその存在を固定した。実態を持たせた。
嘘でも無く、真実と、して動きを持った動画として、機械として信じさせた。
信じた人間はその虚構の未来を信じて、それらを創作し始めた。
馬鹿な事業だ。
バベルの塔や戦艦ヤマト、ピラミッド、万里の長城の二の舞だと思われるかも知れない。
其れは幻想かも知れない。
しかし、彼は巧みに、其れを重ね合わせ理論を創っていった。
この世界の万物に関する数式を。その気の遠くなるような理論化を先人達の努力と勤勉の成果を受け継いで、書物を読みながら、其の理論を導いた、
完成させた次の歳彼は死んだ。
彼は、其の理論の完成に一睡もせず、何も食べず、飲まず、死を忘れ、性を忘れ、生を忘れ、欲を忘れ、無の中で演算し続けたという。
そして、死んだ。
完成とほぼ同時に倒れた。
「此の世界を創った神様に成りました。」
「神様は、神社に祀られました。」
神社、其処には彼が、トラックにひかれ死んだ彼等の姉が河本 水姫の霊が祀られ、学問も神として親しまれていました。
「神様んいなって終った姉さん。」
ミミズクは言いました。
十代で妊娠する人間は、馬鹿なのか。
生物学的には間違いでは無いのである。
膿めるのであれば産めばよい。
只子育ての費用さえあれば如何にかなるものだ。
子育てが大変で在るから、勉強がおそそかになると言うが、どうだろうか。
金、詰まり学習するための本が、あれば経済力があればどうにでもなるのである。
やはり貧困が問題なのだ。
金持ちの、男で、人の一人や二人増えたところで、何ら経済的に負担にならないくらいの金持ちの家だったら、子供なんてものは裕福に育てられる。
もともと、子供は夫婦で育てるものでは無いのである。
養母と育てるものなのだ。
男は狩りに出かけるしかないのだ。
雁の能力の低い男が、その女の子育てを助けるのだ。
女とは、能力の高い男と子供を作って、その子供の面倒を別の男に見させる為に結婚などの形をとるのだ。能力の高い男は、忙しい為子供の面倒を見る暇が無いのである。
自分勝手な男と呆れられて馬鹿にされて散々であるが。バカな男は駄目だ。
確かに、先ほどの記述は生物学的、行動心理学的には正しいが、どうだろうか。
自分の子供に何か、例えば思う事は無いだろうか。
特に突出すべきなのは、例えば妊娠させた男の方親が、其の男を酷く庇うといった点であろう。
父親の息子に対する、愛情は気持ちが悪い。
息子の悪を隠ぺいするのは、母親では無く大抵あ父親だ。
男は社会的見栄を、社会的立場を優先するが女は、そうでは無い。
違った形の愛。
特別さをオリジナルを好むものだ、社会的に終わっても如何にかなると考えるのが女だ、男はそういった見栄を重視する為に、立場を重視する為に、此れは狩の時、そういった役割がしっかりわかっていなければ、敵にやられるためだろう、一人の失敗が全体に影響するこういった考えはDNAに刻まれているのだ。
しかし女、一人くらい失敗しても死なない。家事や、育児、其れから採集をするのが女の役割だったからだ。
僕が思うのは、こんな文明社会では、もはやそう言った遺伝的性質は無意味にもかかわらず、そう言った遺伝が、刻まれた何かが、作用して、社会は人間に役割を分担する、此れがバカらしくて滑稽でしようがないのである。
我々は、考える。
我々は記録出来る。
解発出来る。
そして、猛獣と闘う事は無い。
そして、子供を育てて其れを幸せとするのは女だ。
男は寂しく狩りを、いわば闘いを続ける以外に道などないのである。
此れが、悲しき、現実。
この世界の真理。
賢い人間が勝つ。
狡猾さが、地位を上げる。
賢しら小賢しい人間。
愛情。
偽物の関係。
作り物の笑顔。
守れない弱さ・
また、私は、彼女を守らなかった。
別の人間が彼女を、我が物にしていた。
別の人間が彼女の助けに成っていた。
私は、負け続けの私は、たった一人の人間も救えない。
力が無いから救えない。
自分がまず救われていない。
救われるというより、まず勝てていない。
其れがいけない。
勝たないと力は手に入らない。買って手にしなければならない。
大事にするだとかと力のない人間に言われても優しいだけの人間に言われても困るし、なびきもしない、私はそう考える。優しいだけじゃダメなんだ。
あの子の力に成りたいのだったら、実力で勝って見せろ。
男を見る眼なんてものがあったとして、其れはどういったものだろうか、将来的に優しくしてくれて自分の事を大事にしてくれて、子育ても手伝ってくれて、一緒に笑いあえて、だとかそんな幸せだろうか。
そんな幸せがあるのだろうか。そんな日が来るのだろうか。
間違い過ぎたんだ、僕は。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます