第4話 推しの配信

 優太スマホに通知が来た。


 まもなく、聖神 レスティア_Restia/Vこれ さんの配信が始まります。


 推しの配信が始まる!


「パソコンないしスマホで見るか」


 ツイッター

 レスティア:Start!


 配信

 レスティア:「我、神が舞い降りる時間がやってまいりました」 


 初めの挨拶が日本語で声が少し高くなっていい!日本語の練習してるの偉すぎる!!

 ここで、座学

 英語を話すと人間は声が少し低くなるけど日本語だと声は低くならない!


『神へ献上を』10$

『日頃の感謝を』50$

『貢げー』100$

『貢げ貢げー』150$

『やばいやつおるって』

『いつも通りだろ』

『本日もありがとうございます』

『あぁ〜慣れてきちゃった』

『混乱してたレスティアが懐かしい』

『普通が理解できない』

 レスティア:『今日はVこれ祭のApexカスタムに向けて練習しようと思います!』

『待ってましたー!』

『頑張れー』

「がんばー」



 彼女は英語圏の人や日本人からも人気だ。そもそも彼女が所属しているユニットがVこれENの初期メンバーの一人である。デビューから10ヶ月経っておりそろそろ一周年記念が近づいている。

 グッズは全部買うつもりだ、最推しだから絶対に買う!


『VこれCupが近づいてきたね』

『誰とやるの〜?』

 レスティア:『め、メンバーなんですが……誰もいません………』

『やっばw』

『ボッチ参加ww』

『あえてのソロ参加w説』

『パパ誘えーばー?』

『他のみんなはー』

 レスティア:『誘ったんだけど……みんなは他の人と組むって………友達がいない………』

『俺が一緒に出る!』

『いや俺が!』

 レスティア:『いなかったらお姉ちゃんと妹ちゃんを誘うことに〜』

『初の大会でメンバー姉と妹www』

『てか、所属してないのにいいのか?』

 レスティア:『友達少なすぎて私だけokが出てます!』

『悲しいこと言ってるよ』

『気づいてないの草』



「そういえば大会の優勝者に描くんだったわユニットの絵もあるし、個人の絵もあるし、また仕事が…………」


 よし、このことは忘れよう!仕事の事より推しの配信!

 優はオタクの鏡であった。



 レスティア:『他の皆はアトラパパがokしてくれてもポイント的に二人出場だから勝てる気がしないんだけど』

『アトラパパつよいから大丈夫でしょ』

『プレキープしてるんだからあきらかに最上位でしょ。』

「アトラの練習について行けるのかw?」

「レスティアならできる」

 レスティア:『アトラパパと出れても残りのポイント2ポイントだから二人しか出れないんだけど、エペやってない人いる?』

『いるっけ?』

『もはやエペしてない人のほうがレア』

『日本の人なら何人かいるよ』

 レスティア:『アトラパパを誘うことに決めました!早速、DMへ Let's go』


 DM


 レスティア:アトラパパ一緒にVコレ祭のApexカスタムに出てくれませんか?


 配信で言ってからすぐ連絡が来た。


 あとら:いいですよ、むしろ誘ってくれてありがとう


 推しに感謝を忘れない


 配信


 レスティア:『二つ返事でOKくれたー』

『おぉ〜』

「流石だ」

『これでレスティアも安泰』

『だが自立はできなかった』


 俺もチャットで話しとくか


 あとら:『せめて一人探してください』10000円

 レスティア:『はい………10000yenありがとう!』

『アトラ!!』

『アトラパパ!』

「アトラパパ〜」


 そんなに、騒がなくてもいいと思うんだけどなぁ


 レスティア:『アトラパパ今度一緒に配信しようね』

 あとら:『Apex頑張ってね』

 レスティア:『出れる人居なかったら妹ちゃんひっぱるので安心してください!』


 安心できないw

 配信を見たいけど明日パソコンが届くらしいから午前中に春とゆあケーブル買いに行く約束してるから早く寝なきゃいけない。後はアーカイブで見るか。



 翌日


 7時に起きた。

 何時に集合だっけ?LINEみて確認っと、9時半か、冷蔵庫の使って良いと言われてるので毎朝食べるサラダを作ることにした。


「冷蔵庫は何が入ってるかな」


 アボカド・トマト・キャベツ・にんじん・ジャムなど知らないやつ多数。

 アボカドとトマトを採用した。

 アボカドとトマトをオリーブオイルで和えて完成。

 シャルのぶんも作ったけど食べるかな?

 サランラップして冷蔵庫に入れた付箋を添えて。


「いただきます」


 スプーンですくい口に運ぶ


「ん、おいしいね」

「でかけることだけツイートしとこうかな」


 あとら:ゲーム廃人起床(アメリカ一日目)今日はパソコンのコードを結姫とリクシアと買いに行く。


 結姫こと神楽結姫は平野ゆあ

 リクシアは春紫春樹

 いつメンである


 時計を見るとまだ時間があった。


 一応シャルに声をかけるためシャルの部屋へノックする。


『シャルーそろそろ起きなよ』


 俺はなぜ初めて泊まった女の子の家で平然と料理を作り、起こしに来たんだ?

 まぁ、いいか


『シャルー、俺出かけるからねー』

『んー』

『起きたら連絡してね』

『………………』


 返事がない、まさかもう二度寝……

 まぁ、いいか(良くないけど)一人暮らしはしてたっぽいしね。


 さてと、お出かけだー


 鍵は夜中、掛けてなさそうだけど一応掛けとくか


 「くそ、まぶたが痛い」


 基本外にでないので休日はなれないので目に負担がかかってしまう。

 少ししたら収まった眩しいけど足を動かした。


「5分前についたけど………あいつらいないし」


 いつも同りなのだ、二人と3人のときは遅刻常習犯である。


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