第8話 代々木八幡のはちまんには様を付けるべき

代々木八幡駅をケイは歩く。

ケイは、宗教に興味は無いのだが、令和の時代になっても多くの人々がハチマンサマと呼び集う習わしには関心がある。


ハチマンサマは、日本には多数存在する。


人知の及ばない事に関して、令和になっても人は祈るしか無い。

ケイはハチマンサマにポーズとしての祈りを捧げてしまう。同調圧力を自分にかけてどうするのだ?誰も見ていないのだから、素通りすれば良いのに、修道院にでも入れられていたかの様に、神仏的な鳥居や御堂が視野に入ると祈る。


ケイはその都度

あり得ない、何があったとしても、偶然とかタイミングとかであって、決して、神仏のせいではなかろう


そう、理性では、判断するのだが身体が自然と祈る。


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