もなか(ラップ)

久芝

もなか

菓子折り定番、泣く子も黙る薄皮あんこ爆弾(ばくだん)、だんだん迫る謝罪の瞬間(しゅんかん)、何を思えば良いのか?

それが意味あることなら、古都奈良(ことなら)から異なる習慣での生業(なりわい)なら、もなか行脚(あんぎゃ)のあんぎゃの赤ん坊から伝わる伝統謝罪の流れ、

堰き止め、咳止めの飴1つ口にすれば、心落ち着き、乾いた喉に冷たい落ち着き後の水で濁し、再び現実に戻れば、ニラレバーの香り漂うあたり、たたらぬ神にさわりなしのいきなり本題。

「この度は本当に申し訳ございませんでした」

気持ちこもらず熱こもらず、ひいては引きこもらず、足しげく通う日々の中で、もなかのことはどこにもなく、ただ残るのは歯の裏側の薄皮のみ

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もなか(ラップ) 久芝 @hide5812

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