F級冒険者とA級冒険者④
「あ、先輩。やっと見えてきたッスね!」
ゴブリン、スライム、バルコーン………。ヘルハウンド戦の後、行く先にモンスターと
そして、目の前の入口から建物の中へと入ると、石材で作り込まれた柱や壁などが視界に映り込んできた。
「ダンジョンの中にも、こんなものがあったんだな───っと、次はどこで曲がればいいんだ?」
「え〜とッスね………そこの角を右に行けばあるッスよ」
地図を見ている
「……………………なぁ、
「先輩。知らぬが仏って知ってるッスか?」
現実逃避である
どんどん近くなってきた大量の足音はら皮膚が垂れている正真正銘のゾンビであった。
「50、60、70。───いや、80はいるッスね」
「…………アイテムの『再配置』は後何分だ?」
「
「そうか。だったら、早く終わらせないとな!」
『
『アアァァァ』
「ちっ」
(
──────────────────
【腐敗】
発動条件:歯が生物の一部に触れた時
効果:噛まれた生物は、1分に3割の腐敗が進む
──────────────────
もし、グールに触れられたとしても『聖水』を用いて治す。もしくは【自己再生】で腐敗された場所を切り取るという方法があるが、それは万が一の
───決して出し惜しみではなく、無茶な戦闘をする理由が一切無いからだ。
「はァァァ!」
『アアァァァ』
保持スキルである【斬撃】を飛ばし、グールをもう1体倒し。
───と、そんな戦闘中にも関わらず、そんなもん知ったこっちゃない! と言わんばかりに
『どうしたんッスか先輩! グールを倒す数が遅くなってるッスよ!』
「うっさい!
40近くはある魔石の周辺で、銃口をグールに向けている
そして、それを見た俺は対抗心が
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