勇者を「神力ぶっぱ装置」扱いする女神なら、みごと魔王を討ち果たしても結局使い捨てられるかもしれません。
そのとき、もし神力を奪われてしまったら？
どうせ帰れないなら、レベル1スタートであっても、自力で生き抜くすべを身につけるほうが後々のためになりますよね。
RPGはレベル上げこそ楽しいというのもうなずけます。
ロングソード＋5が存在するからロングソード＋4は意味ない、なんてことはなく、
ロングソード＋4で戦いながらロングソード＋5を渇望するのが気持ちいいんですよ！！
できれば「地道な努力の成果で神殿と神を見返す」ところまで読みたかったですが、
異世界転生ものの導入部を題材とした短編は自分も書いたことがあるので、そのような形式の作品と捉え感想を書かせて頂きました。
企画へのご参加ありがとうございます。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます！
天使の目的は魔王を倒して人々を幸福にするというよりも、神の威信を世に知らしめるためです。仰るとおり「神力ぶっぱ装置」ですね。
勇者が神として崇められるのも嫌うでしょうしその後の勇者がどうなるのか……その辺りも構想しているので機会があれば連載版として書こうと思っています。
チマチマと素材を集めて＋1を付けるあの興奮は何物にも変え難いものがありますね。ゲームによっては素材もろとも消失するあの緊張感。
最初から最強なゲームは正直楽しめないと思います。
でも娯楽としてはそういう作品が流行っていて複雑な気持ちです。
なので自分が読みたいチートもハーレムもない作品を書いてみました。
やはり反応は良くありませんがこれからも自分らしい作品を作っていきたいと思います。
丁寧なご感想本当にありがとうございました！
主催企画より。
いいですね～。大好きです。
ひとまず神でも女神でも食って掛かる主人公は山ほどいますが、そのまま放り出されてもガチでビールと休日を第一とし、何事も自分で手に入れようとするこの主人公が私は好きです。
あるいは相応の責任とリスクを背負うか。
だれか他人の椅子を奪って、生命を奪って生きる以上、禅堂氏ぐらいの気概でいなければならないと思います。
意外と、本当の意味でこの世界の歪さを正してしまうのは彼のような原罪を知るものではないでしょうか。
喰らい合いの社会で戦ってきた日本のサラリーマンをなめるなよ！
と、実にさわやか？ な気分になりました。
作者からの返信
秋島歪理様
コメントありがとうございます!!
この作品本当に読まれないので好きだと言って貰えて嬉しいです!!
人の行動原理はそうそう変わらないと思うのでルイには突き進んでもらいました。
責任とリスクは付きまとうはずです。日本にいた時よりも命を奪うという事が身近になって、食べる事も生きる事も困難になるでしょうから。
それでもルイは生きていくでしょう。
続きも書いてみたいですね。
勇者が聖人かバカかでも話は変わってきますし。
無双とは縁遠いですけどルイが生き生きと活躍できるようにしたいです。