aoiaoi様
狡いと言う言葉がずしんときますね。
これ、実はみんな持っていますよね。色々思ってしまうからこそ、どっちつかずに曖昧なままにしてしまうこと。でも、それは決して相手を弄んでいるわけでは無くて、寧ろ優しいからこそ。あるいは不安だから決められないとか。
そんな決められない状態のままずるずるしていることは、狡いのですよね。
でも、またそれが人間でもあり。
深いです。
作者からの返信
☆涼月☆さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
まさにその通りですね。曖昧な状態にしているのは、そう容易に最善の見通しがつかないから。特にこういう状況での選択は、誰かにとって利益になる判断が別の誰かには不幸になったりしますね。そして何よりも、自分の利益を最優先にしたいと考えるのが人間で。とりあえず不利益は被りたくない。
そういう曖昧さの中にいることが、他の一方向からは「優柔不断」に見え、「狡い」という思いを引き出してしまう。
「優しい」と「狡い」が紙一重、というのは、なんとも皮肉なものだなあ、と思わずにいられませんね(>_<)
浮気相手にそんな話まで。
浮気ではないと自覚したいからこそ、身内に話せないことまで吐露してしまうのかなと、ふと感じました。浮気という二文字って、結局は当事者二人の口から出るものじゃないしなぁって。(そんなことないか)
作者からの返信
愛宕さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
まさに、そうなのでしょうね。浮気相手の前で自分の家庭の内情を口にする。身内でない相手につい心を許してしまうのか、それとも「自分の軸足はあくまでも家庭に置いてるぞ!」という意思表示なのか……
確かに、「浮気」って、当事者以外の第三者が使う言葉ですよね。不倫も浮気も、渦中の二人にとっては甘く切ない「恋」に違いないのだろうという気がします……。
編集済
何とも言えない雰囲気の中、白川さんの前で口にした『狡い』って言葉。
普通に考えれば夫へのものですが、それは果たして本当に夫へのものなのか、白川さんに対してなのか、それとも自分自身へなのか。誰宛に向けたものでもなく、三者皆に向けたとするなら、頑張らなくていい場所はある? という問いかけもまた意味深に思えてきます。
作者からの返信
悠木さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
まさにその通りですね。佳奈の言った『狡い』は、いろいろな意味を含んでいます。ある意味、この三人は全員ずるさを持っていますよね。白川に手を伸ばした将希も、既婚の男と結び合った白川も、その状況に乗じて新たな乗換の船に手をかけたりしている佳奈自身も。
自分自身の利益を優先せずにいられない人間の狡さ。そういう狡い駆け引きをしなければうまく渡れない人生の中で、本当の意味で素直に幸せを感じられる場所って、どこにあるのか。誰もが同じようにもがきながら、深呼吸のできる「頑張らなくていい場所」を探しているのかもしれないと、悠木さんのコメントに改めてそんなことを思いました。
子供ができないことで変わっていった。将希だけかと思いきや、彼女もまた、自分で気づかないところでそういう部分があったのかもしれませんね。
夫の浮気相手という、本来なら敵対関係とも言える白川さん。そんな彼が、責めるわけでなく言った言葉だからこそ、その言葉に重みを感じます。
作者からの返信
無月兄さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
子供をなかなか授からない間にできてしまったすれ違い。佳奈にもまた、自分自身の中の焦りで夫を遠ざけてしまっていた部分があったのでしょうね。
そうですね。こうして浮気相手から素直な言葉で夫の様子や心情を聞かされるというのは、ずしりと響きますね。佳奈の受け止めたものは大きかったのではないかと思います。
編集済
今まで理解してもらえなかったことを、理解してもらった白川さん。
相手が既婚者でなければ、よかったのですけどねえ(-_-;)
白川さんが素でいられる場所。安らげる居場所があれば、彼女の心も癒されるのでしょうけど、そんな場所はあるのでしょうか?
作者からの返信
無月弟さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
そうなんですよね。難しいところです(>_<)既婚者っていうのは、気持ちに余裕があるのでしょうね。だから、周囲の人へもゆったり優しい愛を注いだりできてしまう。そうしつつも自分の居場所を危険に晒すようなことは決してせず……それが既婚の男のずるさだったりもするんじゃないかなあ、と💦
不倫が妻に知られ、この関係は終わりにするという決意を見せた白川ですが……彼女はまた元の孤独に戻っていかなければならないのでしょうか……
優しいではなく狡い。
これは妻だからこそ言える言葉かもしれませんね。(世間からしても、狡いですけど)
離婚を口にしましたが、白川さんにはそのつもりはなさそうです。彼女(彼)には彼女なりの苦悩があるんですね。
作者からの返信
ayaneさん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
そうですね。少なくとも、今の白川からは出てこない言葉なんだろうなと思います。数年経って色々見えてきた頃に「あー、あれは男がずるかったのか?」みたいに思ったり´д` ;(笑)
白川にとっては、むしろ自分のせいで将希が離婚に追い込まれるような展開は避けたいのでしょうね。仮に妻と別れても、将希が自分と新たな人生を切り開くという展開はなさそうですし、好きだった男が離婚されて不幸な顔をしているのを見るのは嫌でしょうね……(>_<)