第7話

「ごほん。さて、本題に戻るよ」

「「「「うん」」」」

「まず、こっちに転生してきたハルトには、理由がある。実はもう1つの全く違う世界でーーーーー」



「へぇー」

「そんなことが」「あったんだ」

相変わらずこの双子はそっくりだな。

「一回死んじゃったの!?」

「すごく可哀想」

それな。

「あんなに可愛くて優しくてぽやぽやしてるのに.....」


「最後の1つ関係ねーだろ.......」

「さて、このステータスと二重人格をどうするかだが........」

「隠しておいたほうがいいと思う」

隠すとしてもねぇ......いつまで隠し通せるか..........それと、

「おっさんにも?」

「おい、ハルト.......」

「何?父さん」

「国王様をおっさん呼ばわりするな......」

「だっておっさんは別にいいって言ってたし」

あっ!この感覚..........天然ハルト出てくるな。

「でも国王様可哀想........」

はぁーーー......

「おい天然ハルト、出てくるなって言っただろ!」

「ごめんなさい......」

ぐはっ!

「............可愛いから許してやる!今回だけだぞ!」

「ツンデレ初めて見た........」

つんでれ?とは?

「おい、話が脱線してるぞ、2人共」

「はーい」

「さぁて、今まで溜まってきていたお前への鬱憤も晴らしたいことだし、明日からお前に稽古つけるからな!覚悟しておけ!」

うわー楽しみだなー(棒)

「めんどくせーてか父さんこんなステータス見てもまだ勝てるとか思えるんだーナルシストだなー」

「おいっ!」

「あ、すみませーん。本音と建前逆になってましたー」

「はぁ?決闘だ!」

「血糖?上がったの?お大事に。甘い物の食べすぎは良くないよ。気をつけてねー」

「俺は辛党だーっ!」

そんなこんなで夜は更けていった。

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