第8話 ※梨奈視点 修哉抜きの秘密の会議
高校生活2日目のこと。
「えまーじぇんしー!ですわっ!」
杏ちゃんの豪華なお屋敷に招待されてのシュウ抜きの秘密の会議!っくぅ〜。お金持ちはやっぱり違うのっ!
林檎を抜きにしての話し合いだから、つまりはわたしがこの場をうまくリードしてあげないとまとまらない可能性大!
シュウってば・・・大方煩悩に埋め尽くされて爆発しただけだと思う。盗聴器で聞いた時はめちゃんこ焦ったけど・・・焦りすぎて一瞬頭が鳥さんになって、「それマ!?」って言っちゃったけども!
「やっぱり男性器を切り落としてわたしたちが面倒を診る案はどうだろうか?」
「京子姉はそればっかり・・・」
「割と良い考えだと思うのだが。どうだろうか?」
そしたらシュウの赤ちゃんができなくなっちゃうでしょ!
京子姉、シュウと番になりたいとか難しい言葉使うくせに、男女のお付き合いの内容なんてこれっぽっちも興味無いんだから。
「それで・・・どうなんですの?修哉様は他の女性を求めているのですか?」
「やはり、我々では魅力が足りないのだろうか・・・」
「・・・・・・アピールが足りないと思う」
「アピールですの!?」
「それは・・・してはいけないと心に誓っていたのだが。考えを改めたほうがいいのだろうか」
「今まで、私たちはシュウを見守ることに徹していたけど、でもそれだと、やっぱり友達の域は抜けないよね」
「サバイバル。いや、バトルロワイヤルを始めるのですね?」
「血生臭い抗争を始めるのか。ううう、心が痛い」
「選んでもらうためには、私たちは変わらなければいけないのよね。それも、友好的な方法で」
「有効的!?大きく出たな。例えば、夜這いなんかどうだ?」
「はわわわわわわわわ」
「え?え!?何で夜這い?なんか、勘違いしてない?」
「梨奈が言ったんじゃないか」
「わたくし、少し夜のお勉強をしたいと思います!」
「杏ちゃん待って!」
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