第15話四神達との出会い

「頸動脈を一撃、武闘派の国王陛下を襲える人間なんてそうそう…」

「やめろ!王女様の前だぞ!」

「いえ、大丈夫です。でも、せっかくまた

お会い出来ましたのに…」


そう言う彼女の目には涙が浮かび、身体はフルフルと震えていた。

当たり前だ。やっと会えた、ただ一人の信頼できる家族が死んだのだから。

俺は彼女を抱きしめる。


「大丈夫、俺がいてやるから。安心しろ。」

「うんっ、ありがとうぅ。」


と半泣きでくっついてくる。


「なぁ、そこの兵士の方。どんな状況だったのか教えてくれるか?」

「はい。恐らく尖ったもので頸動脈を刺したようです。この感じですと、即死だったでしょう。四神の方々が来られる歓迎式で来て下さったのに、まさかこんな事になるなんて…」


四神?四神って言えば日本のそれぞれの方角を守るあれだよな。確か玄武と朱雀と青竜と後なんだっけ?そうだ白虎だ。


「四神ってなんだ?」

「まさかご存じないんですか?戦争の英雄である4人の騎士達の事ですよ。」

「へぇ、ここに来るのか。楽しみだな。」


国王の遺体はその後運ばれ国王暗殺の話が軍の人間に広まりつつある頃、俺は


「ふはははは!大総統を殺した英雄様がまさかこんなひよっちい奴だとはな!」

「そうですかよ。ならこっちも奥の手出させてもらうぞ。」


筋骨隆々の野郎どもに囲まれていた。

こうなったのは30分前に巻き戻る。


「おい。」

「何かが来てます。それも馬車の2倍ぐらいのスピードで4人。」

「下がってろ。俺がやる。」


俺は銃を取り出す。


「お前達は敵か!敵でないのなら身分を告げよ!」


すると草むらから4人出てきた。


「大国家帝国大将軍火の大魔神ヒロナト」

「同じく大国家帝国大将軍水の大魔神ワナリカ」

「俺も大将軍光の大魔神チハトラ」

「私はっ闇の大魔神ヒローラ」


まじか、もしかしてこの人達って


「俺達は四神って呼ばれてる。聞いたことぐらいあるだろ?」

「はい、お会いできて光栄です。」

「此方こそ、第一王女様にお会いできて光栄です。」

「バレていましたか。」

「バレバレでしたよ。王族は身体から生まれるオーラが違いますので。

それにしても国王が殺害されてからやはり警備が凄いな。それに君は噂の大総統を殺した英雄か。君の噂は王都まで広がっているよ。」

「ありがとうございます。まさか国王が殺されるなんて思っていませんでしたから残念です。


その瞬間、俺の目の前に銀色の刃が通り抜けた。


「いい反応速度だ。伊達に1日で120人殺してるだけではないな。」

水の大魔神チハトラが切り掛かってきた。

「これは一対一ですか。今のは死ぬ一撃でした。いつもこの感じで対応してくるのなら

訓練でも容赦はしませんよ。」


俺は秘密兵器を取り出す。

「なんだその黒い玉は」

「どうせすぐ分かりますよ。」

そう言って俺はそれを放り投げる。

俺は言葉に魔力を乗せて叫ぶ

「ヨレサウホイカ!」


その瞬間辺りは大爆発を起こした。


最近勉強のせいで書かずで申し訳ございません。

再来週からは通常に戻すのでそれまでは

投稿頻度が下がります。申し訳ございません。

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