第13話名誉な称号と不釣り合いの責任。

俺とミントはは連絡しに向かう為、大天幕に呼び出されていた。


「失礼致します、国王陛下。第二部隊所属

ルイス少尉でございます。」

「同じく、第二部隊所属、ミント中隊兵でございます。」

と左胸に手を当て、跪く。


「うむ、今其方達の活躍のお陰で我等はかのプルートを滅ぼす事も視野に入る程だ。

その働きにの褒美として、勲章の授与と称号の昇格を宣言する。」

「「はっ、ありがたき幸せでございます。」」


俺は国王のペルピュート・ナスリアルを見る

この国王の話はガイアが知っていたから教えてもらった。今は80越えの老体だか、昔は王家と言う血筋も手助けもなく将軍にのしあがった国の英雄。そして、今の魔法技術を100年は進めたと言われている大天才。この世界にある銃などの生みの親でもある。


「それなんじゃが、ルイスくんよ。君の狙撃銃に付いている物は何なのじゃ?」


…やはり気づいたか。流石に今までは肉眼で撃ってきていたのだから俺の数百メートルという距離から撃って当てる為には何かしたと考えるだろう。こんなに目立つ物を付けていて気づかないわけがない。


「これは、光が曲がることを利用して敵を近くに見えやすいようにするスコープと言われる物です。真ん中には印がありますが、これを使う事によって敵までの距離を測る物です。」

「うーむ?わしはこんなのを生まれてこの方見た事がない。どうやって作ったんじゃ?」

「これはミント中隊兵に創生魔法を使い作ってもらった物でございます。」


王はミントをチラッと見る。

「そうか、しかしこれは素晴らしい。これで我らの国の銃の性能を途轍もなく強くなる事ができる。これだけ活躍してくれたら君に安心して孫を預ける事ができる。」

「はい?王女様をですか?」


確か王女は今行方不明だったはずじゃあ...


「そうじゃ、おいで!ガイアよ。」


え、まさか


「あゆ、あ、ルイス様...黙っていて申し訳ございませんでした...」

「君が奴を撃ってくれたことでガイアは解放された。そうなると残っているのは君とガイアの主従関係だけ。それに孫は君と一緒にいたいそうだ。」

「え…ガイアって王家なの?」

「はい…敵にはばれなかったので捕まって捕虜になったのです。」


「という事で、孫の面倒よろしく頼む。」


…これはハーレムなのか?

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