第11話俺?無理無理無理!
「では、第二隊は第二線の防衛に当たってもらう。長距離射撃が必要だが、優秀なものも多い。期待きているぞ。」
「はっ!命を捨ててでも国を守ります!」
俺の隊のみんなは一斉に敬礼をする。
「では!今から狙撃銃を配給する!飯の配給も同時にするので各自受け取ったら指示どうりに動くように!」
「そして、ルイス少尉。君にはこれを与える。最新型の狙撃銃だ。最も戦果の多い
君にはこいつを狙撃してもらいたい。」
「えっ...敵の総司令官ですか!いやいやいや無理ですって!」
俺はサバゲーでは何回かスナイパーを使った事がある。渡された重さ2〜3キロのリアルに作られた。スナイパーを持ってそれも匍匐前進をしながら進む事になる。
それに総司令官の警護など軍のトップ達が
するものだ。これはサバゲーとは違いその時にスナイパーがガチャと音がなってしまったらそれは死と同義だ。蜂の巣にされてしまう
配給された食糧も、同じチームで分かれそのなさ中の1人と2人1組で行動を共にする事になる。
その食糧も限られている中、マップの中から潜伏先に見つけ何日も張り込みそいつを殺す。
「君が嫌がるならどうなるか分からないよ。テントの彼女の事もね」
「!!どこでそのことを!」
そうか、ヘルか!あいつ俺の弱みを握ったから司令官を使って俺が絶対死ぬような命令をさせたのか。
「はい...分かりました。そのかわり俺のいない間にあいつに手を出したら、」
「出したら?」
「そいつら全員、ぐちゃぐちゃの肉塊にしてあげますよ、」
「おお、それは怖いねぇ。だが君を応援したいのは本当だ、頑張ってくれたまえ。」
とりあえず釘を刺しといたが少し心配だな。
「では、各自散れ!」
と言う掛け声により一斉に森に入っていく。
そしてバディとなった14歳ぐらいの女の子に話しかける。
「おれはルイスって言うんだ。よろしく、君の名前は?」
「ミントです!狙撃に関しては軍のトップ4です!」
「しー声出しすぎたらここでも集音機能で
位置がバレるかもしれないし声のボリュームは最小限にしよう。狙撃に関してはすごいけど油断したらダメだよ。まだ新人だから徐々に現場慣れしていこう。」
「はぃ、すいません。」
「大丈夫。これから気をつけれられれば良いんだよ。」
俺もサバゲーで最初テンパって大声でトランシーバーに叫んでしまい、バレて倒された事がなん度もあった。どんなに訓練をしていても本当に人を殺す事になると人は焦っていつもしていた事も出来にくくなる。
「地図だとこっちの方に使えそうな影があったしここに張り込んで本当に行ける時に打ちぬいてやろう。目標は1人だし期限は決まってない。焦って死んだら元も子もない。」
ふむふむと彼女はメモをとる。
その後丸一日と言う時間を匍匐前進で進狙撃スポットなら到着する。俺は周りにトラップを仕掛けて敵が来たら気づけるようにした。
「じゃあミント、これからバディとしてよろしく。」
「私もルイスさんが上司で良かったです。これからよろしくお願いします。」
俺たちはがっちりと手を握った。
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