第3話前の俺ダメ人間すぎだろ…

「ルイス、今日は凄かったね。いっつも逃げてばっかなのに」

「あぁ竹刀で叩かれたおかげでな頭スッキリだぜ。」

「今日は何かドMとドS掛け合わせたと言うかサイコパス感がすごかったけど。今日エッチしたら、凄そう」

「年頃の女の子がそんな事言うんじゃない」


俺全く知らない人間なのに対応上手くね?と心の中で自画自賛をする。

それにしてもさっきの金髪の女の子に加えて今度は銀髪の女の子それにこの子、心なしか波瑠に似てるな。下ネタぶっ込んできたけど


「テルのも20人やったから撫で撫でして。

いっつも宿題やってあげてたんだから。」

「分かった、テルはすごいよ。いつもありがとな。」


俺こんな子に宿題やらせてるん?あれ?ルイスどうしたお前...


「明日は巡回だけだから一緒に見回りしよう。何でサイコパスになったのか聞きたい。」

「うん?理由は置いといてだけど良いよ。

今日は大変過ぎだったし明日は少しゆっくりだな。」


これを全国の非リア男子が見たら俺殺されそうだな。


「じゃあ。もう夜遅いし、おやすみ」

「あぁ、おやすみ。」


俺はテルと別れテントに入りぐっすりと眠り始めた。


フリをした。


「なぁ、いい加減出てきたらどうだい?

火炎放射器で殺されたふりをした君?」


そこには中学生くらいの確かに殺したはずの少女が居た。


「なぜばれた。そうだな。いや、しかし確かに死んだふりをしたが残念な事に腕は治せなかったよ。」


言いながら途中でちぎれた腕を見せてくる。

俺はそれを無視して彼女のこめかみに銃を突きつける。


「何で俺のテントに来た。あいにく俺はお前を今殺す理由は無いし、戦争なんて俺には

関係ない。殺しも、本当は…したくなんか」

「じゃあ私の右足を打って。」

「何でだよ?俺はそういうこ、」

「いいから!そうしないと私殺される。」

「どういうこと…」


俺は躊躇いながらも彼女の太ももに2発打ち

千切れされる。防音の魔法器具を使った為周りには聞こえないがかなりの音だ。

すると彼女が急に泣き始めた。


「おいお前がやれって言ったんだぞ!」

すると彼女は俺に飛びついてきた。

「私、操られてたんです。私だけじゃない、

他のみんなも魔法で。」


え、?彼女の急な発言に脳が処理できない。


「私を匿って!お願い何でもしますから!

足が千切れたから契約の紐も離れてあいつらの支配がなくなったの!」


ん?何でも?その言葉が聞こえた時俺は運命の女神様にめっちゃ感謝した。まじで俺異世界きてテンションおかしくなってるな。

これはハーレムしなさいと言う神からの啓示なのか。


「一つ確認だが、何でもだな?」

「はい!」


そして次の日

「やっちまったなぁ、あの子達にバレたら絶対殺されるな」


みんな察してくれ。こんなん我慢するやつの方が頭おかしいと思うよ。俺は。

隣でスースーと裸で寝息を立てている少女を見るなんと言うか、めっちゃねっとりした

夜を思い出す。…まぁよかったね、俺の息子。


リース大尉side


「うーむ、まさかあの落ちこぼれだったルイスがこんなにも戦果を上げるとは。」


今日、午前中に見たルイスはいつも通りだった。まぁ、いつもおかしなことばかりしているがしかしお昼にいせかいてんせいとか

言う変な事を言ってから人が変わったように戦果をあげた。


「何にせよ、ルイスに何かあったことは間違いないな。レスタート中尉!」

と大声でテントの外に聞こえるように叫ぶ。


「はっ、どんな御用件でしょうか。」

と出て来たのは例のアリを食べていた女の子だ。


「君にルイス少尉の監視を命ずる。」

「何故です?彼は別に悪い事は、」

「いや、確かに悪い事はしてないだがな…

はっきり言ってやつが昨日から変なのだ。

彼の戦果、前ははっきり言って悪いがだめだめだった。しかし今日になってたった1日で勲章授与のレベルの戦果を上げて来た。

何故そうなったのか調べてほしい。

彼と仲の良い君に、ね?」

「何故彼が急に成長した事についてですね。了解」


と短く挨拶をしてテントをでる。


「ふふふ、やったぁ!これで明日からルイスと一緒に居られるんだ!」

しかし、恋する女の子は次の日テルと見回り約束している事を知ることになった。


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