序章・エピローグ

 ~夜会が終わった後の神界にて~


 「ふぅ、無事に終わりましたね創造神様」


 「全くじゃわい。本当にどうなることかと肝が冷えまくったわい……」


 「えと、その、お疲れさまでした」


 「別にええわい。もうアレをやれば儂らが手を出す必要はもう無くなるからの」


 そう言うと創造神は一つのスキルを使う。


 「《全ての国と人々に伝える。この世界に新たな試練として【迷宮】を追加する。人々よ、この試練を乗り越え更なる発展を遂げるがよい》」


 「……やはり似合ってませんね、その口調」


 「煩いわい。これでも創造神じゃから威厳を保たんといかんからな」


 スキル名【神託・極】


 効果・全ての人々に神託を授ける。


 この日、数千年ぶりに創造神より神託が下った。


 内容は世界中に新たなる試練を追加する旨だった。


 世界はこの日を境に爆発的な発展を遂げる。


 後世の歴史家達は誰もがこう語った。


 『世界はこの日より本当の始まりを迎えた』


 


 

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魔王になったダンジョンマスター。 春海天夏 @38141226

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