第6話 もう一度!!
え〜名前を勝手に決められました。水野 涼改めリティシア・ホワイトクリスタル100017歳です。
いつの間にか地球の最高齢の840倍生きてました。
……超お婆ちゃんじゃん。
自分で言って少し哀しくなる。
ま、まぁそんなことは棚にブチ上げておいて、続きです。
「さて、本題じゃの」
「本題?なんか他にあったっけ?」
「ダンジョンマスターのことじゃよ!!なぜ忘れておる……」
爺さん、溜息つくとただでさえない寿命がもっと減るよ。
「まぁよい。長い間寝ておったからの。その間に下界も色々と変わっておる」
「具体的にはどんな感じに変わったんですか?」
「端的に言うと文明が一つ終わって新しい文明が生まれた」
……は?
え、文明が終わったってどういうこと?
ていうか文明ってそう簡単に終わるものなの!?
「ま、そうじゃが……。あれはどちらかというと運がなかったというか自業自得というか……」
「何言ってんだ、爺さん。あれは完全に自業自得だろ。何せ地脈を管理している聖獣を魔物だと勝手に決めつけて滅ぼした人間が悪い」
「聖獣って?」
「聖獣ってのは所謂その土地の支配者みたいなものだ。元々はダンジョンがやるはずだったんだがな」
「なんか申し訳ないです……」
「リティちゃんが気にする必要はないわ。説明を怠ったこの老人が悪いのよ」
そりゃそうだよね。急に魔力のない世界から連れてこられてすぐに操れと言われても無理だもんね。
だから私は悪くない!!
「……いや、そういう訳でもないだろ……」
「まあまあ元気があっていいことではないですか」
「有りすぎるのも困りもんじゃよ……」
なんて失礼な爺さんなんだろう(英語の例文感
「まあ、この話はここまでにして。リティシアよ、重ね重ね申し訳ないがもう一度ダンジョンマスターになって欲しい……」
「……今まで聖獣さん達に尻拭いをさせてしまったんですよね……。本当は私がやるはずだったことを。なら私はやります。自己満足かもしれないけど死んでしまった聖獣さんのためにも!!……(ちょっと異世界も楽しみだし)」
呆れたような顔でクリスハルトが
「……リティ、本音は?」
と、聞いてくるがそんなの言うわけ……
「もちろん、異世界チートで無双する!!」
「「「ハァ……」」」
三柱に溜息をつかれたが私はそんなことは気にしない。
それよりもこれから行く異世界のほうがよっぽどである。
「……まぁ、よい。しっかり仕事をしてくれるのであればな……」
「もちろん!!ダンジョンマスターにならないと行けないし!!それにちょっとダンジョンマスターの仕事も楽しそうだし」
「なら、頼むぞ。リティシアよ。下界は今まで体験しなかった出来事が大量にある。もちろんそれが望まないものであってもじゃ……。だが、お主ならその悉くを乗り越えることが出来ると信じておる。下界でも達者でな」
私の足元に魔法陣が展開される。
「……うん。私、頑張るよ」
そして、二度目の転移の光に包まれて、異世界へ旅立った。
――――――――――――――――――――
投稿できないと言ったな?あれは嘘だ!!
(冗談です。)
なんとか合間の時間を縫って書いたので少し文字数がすくないです。
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