第5話 現状の再確認

 ぜんかいのあらすじ!!(5歳児っぽく


 かみさまにとつぜんふういんされたわたしはながいときをへて、ふっかつしました!!


 なんかいろいろじごしょりでたいへんだったぽいけど、なんだかんだわたしはいきています!!


 ほっとひとあんしんしていると、わたしのことをむすめとよんでる、きれいなふたりのかみさまがあらわれました!!


 ………………。


 ふぅ……。


 さて、ふざけるのはここまでとして何がどうしてこうなったんだ?!


 少し呆けていると、美女な神様が美男子な神様を叩きながら心配してきた。


 「あなた突然娘っていうのはやっぱり涼ちゃんを混乱させるだけよ。しっかりと説明しなきゃ」


 「やはり、そうか。しかしちょっと憧れがあったんだけどな……」


 「えっと、あの、ドユコト?」


 「あぁすまない、今からちゃんと話す」


 少し忘れられていたようだ。当事者なのに。


 「まず最初に自己紹介といこうか。私は【精霊の神】であるクリスハルト・エレメンタル。こちらが我が伴侶【海原の女神】であるディアナ・ブルーマリンだ」


 「あ、ご丁寧にどうも。私の名前は水野 涼です」


 そう告げるとクリスハルトさんが首を傾げた。


 「ん?爺さんまだあのことを伝えていないのか?」


 「あぁそうじゃったそうじゃった。忘れておったわい」


 「ハァ……全くもってこの爺さんは肝心なことを忘れる。ボケてんじゃないのか?」


 「まだボケとらんわい!!」


 「貴方もお爺様も掛け合ってないでこの子に早く教えてあげて」


 「おぉそうじゃったそうじゃった」


 「やっぱボケ「貴方、それ以上は言わせないわよ?」……すみません……」


 以外とノリがいいというかなんというか。


 「では続きじゃ。お主は名前を失った」


 あの、何かとんでもないこと言われたんですけど?!


 「お主が封印されていた期間はざっと十万年と少しじゃ。そのせいで魂魄が非常に強靭になった。その魂魄に合わせるために器が強化されたのじゃ。ほれさっさと出してみるのじゃ」


 クリスハルトさんが口を挟む。


 「ステータスと言ってみろ。すぐに自分の状態が分かるぞ」 


 「で、では『ステータス』」


 ――――――――――――――――――――――――――――――――

・名前・なし

・Lv・980/1000

・種族・永久凍土之コキュートス精霊神姫ティターニア

〈基礎能力値〉

・HP・1000000000/1000000000

・MP・20000000000/20000000000

・物攻・7500000 ・物防・5000000

・魔攻・350000000 ・魔防・200000000

・敏捷・60000000 ・器用・999

・運勢・1000

〈スキル〉

・氷結魔法・物理魔法・電撃魔法・

・四元素魔法・万能感知・万能制御・

・思考加速(神速)・並列思考・魔神・

・剣聖・魔力増幅・生命増幅・

・物理能力増幅・魔法能力増幅・

・魔力自動回復・生命自動回復・

・無限収納・成長加速・

〈権能〉

・凍獄之神(停滞・停止・逆行・神化)・

・魂魄之帝(蘇生・多重存在・魂創造)・

〈称号〉

・十万年間寝たバカ・ダンジョンマスター・

・元人間・凍獄之神・【精霊の神】の愛娘

・【海原の女神】の愛娘・

・一心に寵愛を受ける者・

―――――――――――――――――――――――――――――――――


 おぉ、中々ゲームっぽい。


 「ふむ、チートじゃの」


 「流石は俺達の娘だ」


 やっぱり名前はない。


 「なんで名前がないの?」


 「そりゃ十万年間寝てればな……」


 「単純に長い間活動してなかったせいで名前の保存期間が終わったのじゃ」


 「でも、名前がないのは不便ねぇ……」


 「ならお主らで決めればいいのじゃ。お主らの子じゃろ?」


 「「それもそうだな(ね)」」


 あの、私抜きで話を進めないでほしいのですが。


 「よし、決めたぞ。名前はリティシア・ホワイトクリスタルでどうだ?」


 いや、だから私抜きで(ry


 「ではお主の名前はリティシア・ホワイトクリスタルで決定じゃ」


 勝手に決められたよちくしょう。


 こうして私はリティシア・ホワイトクリスタルになった。


 


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