第21話 えっち、
「雪花お兄さん、入るよ?」
「う、うん」
あれから、数十分たちお風呂が沸き、先に入って体を洗い浴槽に浸かったそのときだ。
..............ついに来てしまった。
「そんなに緊張しなくてもいいのに」
「どうせ、これからも一緒に入ることになるんだから」ぼそっとはいた言葉は聞えなかったようにしよう。
「じゃあ、失礼します」
「私も、入るよ?」
二人が入ってくるが..............
「ちょ、絵里ちゃんと美穂さん。なんで裸なんですか。タオルは?」
「..............?何言ってるの雪花お兄さん。お風呂で普通、タオルなんてつけないでしょ?」
「そうだよ、雪花君?」
「一人で入るならね!」
..............不味い、興奮しちゃダメだって解ってるのに、二人の体が、その..............いろいろ大きくて正直辛い。
「雪花お兄さん、こっち、見て?」
「見れないよ」
「そんなに、私の体って醜いかな?」
顔はそらしているので表情は解らないけれど、悲しそうな声が聞こえてくる。
「ち、違くて。二人とも綺麗すぎてみれないっていうか」
「本当?ちゃんとみてくれないと、わからないよ」
「雪花君、見て?」
このまま勘違いされるのは嫌だ。でも..............。心の中で葛藤すること数秒。僕は、ゆっくりと顔を上げて二人のほうを見る。
「ね?雪花お兄さん、私、綺麗?」
「私の体、だらしなくないかしら」
二人は、全然悲しそうな顔をしておらず、絵里ちゃんは小悪魔のような表情、そして、美穂さんはこちらを誘ってきているような魅惑的な表情をしていた。
「二人ともその..............綺麗です」
「雪花お兄さん!」
「わ、ちょ、危ないよ」
お風呂場ははそんなに大きくないので浴槽に飛び込むようにして僕の上に座った。
..............良かった。僕はタオルを巻いていて。
「私は先に体、洗っちゃうね」
「は、はい」
「そのあとは、私も雪花君のお膝に座らせてね」
「わ、分かりました」
「むぅ、雪花お兄さん、今は私だけに集中して!」
そう言って、ぐりぐりと刺激するように腰を回してくる。
「え、絵里ちゃん。動いちゃだめ」
「えー、なんでー?」
意地悪そうな笑みを浮かべて、さらにぐりぐりとあそこを刺激してくる。
不味い、本当にまずい。
女の子特有のすべすべな肌。大きく実った胸。小さい体。甘い香り。
「だ、ダメだから。絵里ちゃん」
「えー、絵里、よく分かんない。雪花お兄さん、教えて?」
誘惑するように、そうほほ笑んだ。
その表情は、いつものような無邪気な子供のような表情ではなく年上の、エッチな雰囲気を漂わせていた。
「こーら、絵里?そういうのはベッドで、でしょ?」
「..............それも、そっか」
「あと、私の事も忘れないで欲しいなぁ」
体と、髪の手入れが終わったのか浴槽に浸かる美穂さん。
三人で入るとそこまで大きくないので狭くなり、余計に絵里ちゃんの体を意識してしまう。
「ほーら、絵里。体と頭洗っちゃいなさい」
「うん」
「それじゃ、私のことも堪能してね」
美穂さんは僕より少しせが小さいが絵里ちゃんよりその..............すべてが大きいので、より意識してしまう。
絵里ちゃんも将来こんな体に..............。
「だーめ、今は私の事だけ考えて」
僕の頬に手を添えて、美穂さんのほうへ向かされる。
頬から、水滴がたれ、谷間のほうへ吸い込まれていく。..............。
「もぅ、雪花君のえっち。私たち以外にそんなエッチな目、向けちゃだめよ?」
「ご、ごめんなさい」
「むぅ、私も、私の事も見て!」
「ちょ、絵里ちゃん、少しは恥ずかしがって」
洗い途中で、少しだけ泡が残っている体を両手を広げて精一杯僕に、見せようとしてくる。
..............うぅ、あー。
「..............雪花君?」
「雪花お兄さん?」
…意識が遠ざかっていくのを感じた。
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