第3話 3回目の間違い電話

前回からまた2ヶ月後に、また知らない相手から電話があった。


 「○○〜〜!?なんで同窓会に来なかったんだよ!」


 突然の電話で驚いたが前回と同じく、「この電話番号は私のものであり、その○○と言う人は知りません。出来ればアドレスから外してくれませんか?毎回電話かけられると困るので」


 「ええ?○○じゃないの?ごめんなさい。ええ〜?おかしいな。」


 まだ二十代前半くらいの若い声だ。

しきりに、おかしいとブツブツ言ってるが、間違い電話だと理解したのか、謝罪の言葉とともに電話を切った。



 どうも、この電話番号の元の主はまだ、最近大学を卒業したばかりの感じだ。


 それも、結構友人とも仲良くしてるのが短い会話から理解できる。


 どこに行ったんだよ?○○君。

と、見知らぬ○○君を想像した。

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