第22話 明日香、ひらめく
「したいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいっ!!」」
私は、その日の夜、ベッド上でバタバタとのたうちまわっていた。
今日の放課後、図書準備室であれやこれやがあって、高一郎の真っ裸を見た余韻が冷めやらない。
いいカラダしてた。思ってたよりずっと。ナマで見ると実感できる。
加えて、『あの部分』。起立して大きくなったのが、その、すごく生々しいというか、オンナの本能を刺激するカタチで……
ちょっとたまらなくなって、いま三度ほど自分で『した』あとなのだ。
三度したとは言ったが、それでもカラダの火照りは収まらなくて、ベッドの上でジタバタしている。
――と、ふと思いついたことがあった。
口。
口ならどうだろうか?
シテしまうと高一郎の命がない……っぽい。むろん、その危険は冒せない。でも、手や口ならば、カウントされないのではなかろうか?
なるほど。口……ならば……
我ながら今まで思いつかなかったのがどうかしているというレベルの案件だ。
自分がまだ若い小娘であることを思い知らされるが、まあ、それは置いておいて。
となると……。さっそく明日の放課後、高一郎の部屋で……
想像するだけで、ドキドキしてきた。高一郎と口で……。つまり、〇〇〇。うわぁ。これはたまらん。じゅるっと、よだれがでてきた。ちょっとまたたかぶってきて……
明日まで辛抱するのがきつい。今夜は期待と興奮で眠れそうにない。
またベッド上で私は身悶えしはじめる。
私の長い夜は、そうして更けてゆくのであった。
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