第9話

だが。摩訶不思議なことが起きた。


この見た目からなのか分からないが、

なんだかわからないんだが、年増のお姉さんに声をかけられた。しかも野暮用で。


「ちょっとそこのお兄さん暇?」


「暇だったら、ちょっと付き合って欲しいんだけど」


「え」


振り返り背後を見ると。

俺は一歩も二歩も後ずさった。

だってめちゃくちゃ美人なお姉さんが

立っていたから。それも。

滅茶苦茶重そうな荷物を抱えていた。


こ、これは、助けなきゃいけない系!?

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