病み上がり、舞い上がる。
「わぁ…」
ちょっと本気でテンションが上がってしまった…。中身を見る前に、きっとコレは私の大好物のアレだとわかったので冷蔵庫からそのまま取り出そうとしたら、
「好きだって聞いたので…」
振り返ると、
「
志波くんが頷き、
「
いきなり頭を下げて、
「色々、ご迷惑おかけして申し訳ございませんでしたっ」
いきなり謝られて、
「………何が?」
色々、該当することが多過ぎる志波くんの迷惑ゴトを思い出していたのだが…。特に、本人が気にする範囲のことでもないから…。何が何だか…。
「色々ですよ…」
「大丈夫ですかっ?」
こっちが言いたいよ。その台詞。
「多分…」
中身は大丈夫だと思う…。少し形が変わったかも知れない…。
「志波くんも食べる…?」
美味しいよ。と、包丁を探していると、
「いえ、俺は今から打ち合わせなので、独り占めしちゃってくださいっ」
いってきますっと元気な声で、志波くんは去って行った…。
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