第15話 入社式?
おれは中水流弘樹と村上洋一に急かされながらビルを出て駅の構内を抜けて西口に出てソコから歩いて5分位の場所にある八幡神社に向かった。行く途中仕事内容って?とかどの期間働く?とか聞いたが2人揃って「まぁまぁいーからいーから」としか言わず八幡神社に付いた……うん。ここ知ってるよ?だって今年も初詣来たもん。と思いながら階段を登り何時も閉まってる手を合わせる場所が開いて居て両脇に薙刀を持った女性が立っていて中水流が何か言うと中に入るように促された。中に入ると厄除けした時にそこでしたが更に扉が有り廊下が伸び本殿に続いていた。本殿の前に街中でおれに話し掛けてきた傷付いた甲冑の爽やかな男が立っていて「働く気になったみたいだね?良かったよー!大変な事も有るけど挫けず頑張るんだよ??」と言われて、はい??って顔をしたら雇用契約書を顔にピラピラされた……そして頑張るって目に見えた方が分かりやすいしやる気も出るだろうからと言いながらバレーボール位の大きさの透明の綺麗な球体を渡され普段は腹にしまって置く様に説明された。お腹に入れようとすると「コレまでの悪事を反省し働く前向きな意思にささやかながら祝福を与える」と唱えながら球体に甲冑の爽やかな男が優しく触れると少しだけ綺麗な青い水が入っていた。あ然として見てると「青い水で満たされたら終わりねでも自分の欲求を解消すると減るから考えて使うんだよ?」と続けざまに「頭のアスパラを取るけど……どうする?ココだとスパッと切って終わりだよ」と言われておれは意味が判らなくて中水流と村上の方にどうすれば良いみたいな顔をすると2人揃って「どの道切るんだけどねースパッとは勿体無い気もするしでもなー……」とニヤニヤして呟く様に言う。おれが迷ってると神様が「んじゃ頑張ってね」と言いながら中に入ってしまった。お辞儀をして外に出て入り口に薙刀を持って立っている女性にも挨拶して神社を後にした……
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