王都に鐘が鳴る時
夢?……また変な夢をみた。なんなんだろう?額には嫌な汗がかいていた。涙で枕が濡れていることに気づいて、慌てて手の甲で拭く。目覚め、自分が誰であるのか、どこにいるのか把握するのに夢があまりにも生々しいものだったため時間がかかった。ゆっくりと頭を現実に引き戻す。
天井から視線を外すと一度来たことがある室内と気づく。学院の療養用のベットだ。
「イタタタ……」
ムクッと起き上がると体の節々が痛んだ。筋肉痛だろう。これはみんなには内緒にしておこう。訓練不足とか言われるのがオチだわ。
服もいつの間にか寝間着になってる。ベット横の水差しから水をひと口飲んでひと息ついた。喉がすごく乾いていた。
「おー。起きたか?丸一日寝てたぞ」
メガネの医者がヒョイッと顔をだす。デジャヴだ。2度目だ。また世話になってしまった。
「特に怪我はない。疲労だろう。起きれたら部屋へ帰っていいぞー」
「わかりました。ありがとうございました」
綺麗に洗濯された私の制服を手渡された。
服を着て、学院の廊下をやや足元をふらつかせつつ、歩く。生徒たちがいつものように喋ったり笑ったりしている。こうしていると何事もなかったかのようだ。それなのに私は喪失感がある。
自室へ帰ろうとしたが、ふと思い立って、藍組の教室を覗いた。メアとダントンとクラリスがいるような気がして…。
「ミラ?大丈夫なのか?」
クラリスがもう夕方になろうかとする教室で一人で本を読んでいた。唐突に寂しさが溢れてきた。いない。
「メアはどうなったの?」
「今朝、カシューへ移送された。後はキサ様や王家の仕事だ。関わる余地はない。それに明日の朝には陛下の崩御されたと発表される。崩御の儀式がこれから行われて、忙しくなるぞ。ダントンは自室へ帰って寝てるが、夕食をいっしょにとろうと話していたから、そろそろ行くが、ミラもどうだ?」
これ以上関わるなと言いたげなクラリス。私は小さく頷いた。食堂へ行くと、ダントンが先に座っていた。そこにはアイリーンもいた。
「はやいな。ダントン、ちゃんと休んだのか?」
ダントンはすでに大盛りのローストビーフ丼を食べている。食欲をみて、元気そうだなと、クラリスは体調が良いことを確認できたようだ。
「オレの回復方法は食事だからなっ!」
明るい、元通りのダントン。アイリーンは浮かない顔である。軽めのサラダをつまんでいる。
「で、今回の答え合わせをしに集まってるのよね?食べながらにしよう。私はもうお腹ペコペコだわ」
私も食事を食べることにする。病み上がりで久しぶりの食事なので、肉団子いり野菜スープのみにした。お盆をテーブルに置いて座る。クラリスは魚のフライ定食を持ってきた。
「気になるから聞きたいな」
「じゃあ、私から良い?」
私が疑問を先に尋ねることにする。いいぞーとダントンがテキトーな軽い口調で答える。アイリーンはわたくしも先に聞きたかったけど我慢しますわっ!と言う。
食堂のざわめきで会話を気にする生徒もいないだろうし、ここで大丈夫かと思いつつ、ある程度の名前は伏せて尋ねる。
「なんで、西の森で事件が起こることがわかったの?」
ローストビーフ丼の肉を飲み込んでから、ダントンがオレだよと言う。
「オレ、休みの日は知り合いの武器屋に行ってるんだよ。あの日は遅くなっちまってさ、時間過ぎてて、こりゃ、やべーと思って、こっそり学院の裏から入り込もうとしたら、一台の馬車が通って行ってさー」
「あの日どころか遅くなるのは頻繁だ。武器屋に入り浸ってる」
クラリスが呆れ気味にダントンの言葉に補足する。
「ま、まぁ、それで、乗っていたのがメアとミラだったから、おかしいぞ?と思ってクラリスに相談したらさー。とりあえず様子を見ることになった」
相談したのは良い判断だ。冷静なクラリスなら、状況に応じて、策を立てるだろう。
「馬車の行った所もわからないんじゃ、どうしようもないからな。一人、帰ってきたメアが不審におもったから、疑うのは悪い気持ちにもなったが、見張ることにした。ミラが授業に出席しないから、メアに知らないか?と尋ねると知らないと言ったから、完全にメアもなにかに関わって隠していると思った。で、ずっと尾行していたってわけだが、西の森へダントンと二人だけで行ってしまったのは失策だったと反省している」
で、助けを求めに一人だけ王都に向かったというわけか。さすがクラリス。落ち着いた判断をしている。私ならこうはいかない。待てない。馬車の時点で問い詰めていたかもしれない。
私は熱いスープがちょうどいい温度になったので飲みつつ、メアに薬を盛られて連れて行かれて師匠を呼び出して、解決させたことを話した。
『大神官長さま?』
三人の声がハモった。
師匠がそうであったことに私も初めて知ったのだと話す。
「そりゃ……ミラがつえーわけだ」
「知らなかったってどうなんだ?呆れるな」
「ありえませんわ。何年いっしょに暮らしてましたの?」
口々に言う。
仕方ないじゃない……?聞いたり見たりする機会もなかったし、ましてや普段の会話にのぼるはずもない。
「キサ様は神の鳥を呼び出したんだな」
「すごかったぞ!クラリス、見れなくて残念だったなぁ。」
クラリスと助けにきた闘神官達は遠くから金色の鳥が舞い降りたのは目にしたらしい。ダントンが得意気にニヤッと笑う。
私達の制服に刺繍されている鳥が目に入る。まさか実物を拝めるとは思わなかった。
「前回現れたのは300年前らしいですわ。すべてのトーラディムの王に呼び出す資格があるわけではないことや、条件が必要なのですわ。キサ様にはその資格があると幼い頃より王家で言われていましたから、当然王座に着くものと皆が思っていましたの。まさか学院長の弟子になり学院へ入学されるとは思わなかったのですわ。もちろん、わたくしも王妃になるべく生まれたときから教育されてましたのよ」
すべては決まっていたということか。自分の意思はそこにはなく、生まれたときから1つの選択肢のみの人生。
キサは闘神官になれば王家に誓いを立て、王座には着かなくても良いかもしれないというもう1つの選択肢を作り出した。
だけど結果は今、ここにいないことが答えである。
王座に着くしかないのだ。
「難しい顔をしてどうされたの?ミラ、王家や貴族とはその様なものですわよ。生き方に同情や哀れみは要らなくてよ。選択肢がないかわりに、豪勢な生活を送っているのですもの。民のために尽くし、守ることが仕事ですのよ」
公爵令嬢であるアイリーンは誇りを持ってそう言った。いや、同情しているわけではない。
今回の事件、どこか腑に落ちないのだ。
私は食後にコーヒーを持ってきて飲みながら考えを巡らせる。少し暗い顔になっていたのか、クラリスがいろいろ気にしすぎるなと声をかけてくれた。
「明日から陛下の葬儀が始まる。藍組も護衛や警備の任務が与えられている。今日はさっさと寝ろ。考えたとこでなにか出来ることはもうないだろう」
「そうだなー」
ダントンも皿を片付けて立ち上がる。賑やかな食堂から出て、自室へ行こうとするとアイリーンが私と並んで歩きだした。
「わたくしは学院を辞め、キサ様の王妃を目指しますわ。もともと学院もキサ様がいたから入学したのですわ」
「そうなの」
どこか上の空である私の様子にアイリーンがもう!と怒る。
「何を落ち込んでいらっしゃるの!?そこはわたくしとライバルになって王妃の座を奪い合うところでしょう!?!?そのつもりありますの?わたくし、あなたにそれを1番聞きたかったのですわ」
「えーと、さっき、私とキサは恋人のフリをしてましたって説明いれたよね?落ち込んでるんじゃなくて……ごめんね。なんかひっかかってて、スッキリしないんだよね。クラリスは気にしすぎるなとは言うけど」
私の好奇心、探究心からなのか、つい余計なことを考えてしまう。気分が落ち込んでいるというのも当たってはいるが。
アイリーンはすでに前を向いていて歩いている……強い人だなぁとなんだか元気をもらえる。
私がフフフと笑うと何がおかしいのですのよー!と怒っている。
「おいそれとわたくしやキサ様と会えなくなりますわよ……でもっ!ミラとは友達なので会いに来てくれてもかまわなくてよっ!」
ツンデレか。会いに来て欲しいらしい。
「わかったわ。そのうち遊びに行くわ」
「約束ですわよ。困ったような顔はやめてくださる!?」
私は頷く。アイリーンの眉毛が下がり、碧眼の目が少し寂しそうだった。
次の日、朝早くから鐘が王都トーラディアの空に高く低くく、遠くまで鳴り響いた。王の崩御を知らせる悲しい音。人々は驚く。そして体は弱いが優しかった王への敬愛の思いを込めて家々のドアに落ち着いた色合いの花輪を飾る。
藍組は儀式が行われる神殿の周りの警備だった。確かに忙しい。ローテーションを組んで短い休憩時間をとり、再び警備を行うことを繰り返す。常に神経を張り巡らせる。
他国の追悼に来た要人達も神殿の中へ入っていく。民族衣装が様々で見ているだけで面白い。しかし葬儀ということもあり、話す人は少なく、皆が静かだ。
王の棺が来た。綺麗な白いローブを纏い、杖を持ち1番前に誘導するように現れたのは見覚えのある師匠だが、神秘的な空気を纏っている。普段の様子と違いすぎて、別人だ。
王都に来る用事とはこのことだったのだろう。陛下が亡くなることを知っていたのだ。
次にキサが棺と共に歩いて来る。前を向き、こちらには気づかない。柔和な笑みはなく、表情は読み取れないが、雰囲気は堂々としていてどこか揺るがないものを感じさせる。
以前とはどこか変わった。王になる覚悟を決めたからであろうか?その後ろを王族、貴族が続いていく。シェイラ様、アイリーンも隊列にいた。
無論、タイロンやレオンやその母はいなかった。
師匠とキサ以外の人達は黒い服を着用している。陛下のことを想って涙を流している人もいた。
遠くて寂しい……ふとそう思った。この場の雰囲気が余計にそうさせるのだろう。
彼に手の届かない距離感を感じる。
つい何日か前まではそんなこと思わなかったのに。
私はなぜそう思ったのか?と振り払うように頭を振った。警備の任務頑張ろう。
王国の民たちが神殿の周りや沿道に集まり、頭を垂れる。人々が集まっているのに静かな街。
儀式が終わりそうな時、また鐘が鳴る。悲しげに長く、何度も。
数日間、神殿に人々は陛下の棺に花を手向けに来ており、私達はずっと忙しく警備の任務についていた。
「やーっと解放されるぜーっ!!」
ダントンがでかい体を伸ばす。クラリスも口には出さないがホッとしたように熱いお茶を飲んでいる。確かに長かった。
私達以外の神官たちもやっと任務を終えて、食堂でくつろぐ姿があった。ここ数日は食堂でもバタバタとする人達がほとんどだった。
「何事もなく、終えることができて良かった」
私もゆっくりしようとしたが、いきなり後ろから話しかけられる。
「ちょっといいか?」
ラガートだ。金組の組長を辞めた時は少し噂になっていたが、自分から申し出たらしい。私とはあれ以来だ。思わず眉をひそめる。クラリスとダントンが警戒するようにジッと見る。
「待て。何もしないぞ?任務を達成することが闘神官だ。そこには自分の意思などそこには無いに等しい。だから謝罪もしない」
「つい……反応してしまって。それで?」
それでも対応はやや冷たくなってしまう。
「学院長がお呼びだ」
わかったわと頷く。なんとなく呼び出されるとこを予想はしていた。
「おまえらもわかる時が来る。任務のためなら自分が何を感じていてもしなければならないことがあると」
「……躊躇ってくれていたのはわかったわ。じゃなけば、私はここにはいないわ。時間を稼いでくれていたのよね」
「どうだかな」
フイッと身を翻して行ってしまう。なにげにかっこいい。
私は学院長室へ向かう。扉を開けば予想通り学院長と師匠がいた。
「なんだか慌ただしくて、やっと話ができますね」
師匠がニッコリ笑っていつものように穏やかに話し出す。
「怖い顔をしてますが、どうしました?」
私は息を吸い込んで、違和感をずっと感じていことを吐き出すように言葉にする。
「すべては師匠と学院長の思惑通りなのね?」
学院長が目を丸くした。師匠は表情を変えない。ただ嬉しそうに学院長に言う。
「ほら?言ったでしょう?ミラなら気づくとね」
「いつから気づいていたのじゃ?」
「はっきりと気づいていたわけではないわ。そもそも……師匠が私を学院にいれたあたりからおかしいわよね。キサの護衛も兼ねて学院に入れたのね?」
「わしがそう依頼したからの」
待て?それなら依頼費ももらってるじゃない!?なんで私、節約生活送ってたのよー!?イライラっとさらに苛立ちが増した。
「でも予想外だったんですよ!キサとミラがこんなに接近することは!まぁ、あなたのことだから、事件には首を突っ込んでいくとは思ってたんですけどねー」
「誰がキサを狙ってるのか、わからない状態だったからの。生徒に紛れこませるのが1番じゃった……しかし互いを引き寄せるのはルノールの血なのか王家の鳥なのかの?予想以上の働きじゃったぞ」
私は二人を睨みつける。良いように使われてしまった。
「学院長はキサが王になると決心させて、ご満足なの?」
「ここはキサの心の避難場所に一時的になっただけじゃ。ミラも見たであろう?神の鳥のご意思のままにじゃ。キサを王にと望まれたのは我らではない。神の鳥じゃ。キサの肩には生まれたときから鳥の紋様があった。召喚できる者は王家歴代、その紋様が、刻まれておる」
「そして、ミラ、わかりますよね?なぜ私があなたを育てていたのか?」
私は拗ねたようにわかっているけれど、言いたくなくて、プイッとそっぽを向く。師匠がやれやれと呟く。
「大神官長になりなさい。まだまだ未熟ですし、今すぐではなく、いずれ……の話ですが。私もそう若くありません。本当は引退したいところなのになかなか後継者がみつからなかった。あなたをみつけたときは本当に嬉しかったのですよ」
「なんせ300年はしておるからな」
「は!?300年!?!?」
大神官長になれと言われたことより年齢のほうが驚きだ。師匠の無茶ぶりは今に始まったことではないので大神官の件はさほど驚きはないが……。
「大神官長は無理です。若作りの師匠」
「さらっと失礼に反撃してきますね」
「当たり前でしょう?なれと言われて、ハイと快諾できるものではないわ!!」
「だから、いずれですよー。まだまだまだまだ器ではないですからね。だけど頭の隅に置いといてくださいね」
そう言うと、師匠は……さぁ、帰りますよと事もなげに切り出してきた。
「王都に居ることは、できないのね」
「禁術を使ったでしょう?約束でしたよね?」
「それも、師匠の思惑どおりでしょう?使わずにはいられない状況だったわ。まさかメアに魔法球を渡したのも二人のどちらかではないのよね!?」
私の力が部屋に満ちてくる。メアにあんなものを渡したのであれば容赦はしない。
力の増幅の魔法球を手にしなければ、さほど魔物を集めることはできなかったであろう。
学院長が落ち着け!と慌てるが、師匠は柔和な表情で私に言う。
「違いますよ。力を抑えなさい。幼い頃のミラじゃあるまいし、力の暴走とか、感情に任せてさせないでくださいよ?」
「タイロンが買ったものらしいが、売人の足取りが掴めないんじゃ。今、調査しておる。流石にあんな危険なものを見過ごさぬぞ」
「メアは……」
なんだか泣きたくなってきたと思った瞬間、バンッと外側から唐突に扉が開かれた。
軽い結界を張ってあったのに事も無げに破ってきたのは……。黒髪の美女。目は金色で猫のようだ。小さいメガネをかけて黒い服を着ている。
「アリスン!!」
私が名前を呼ぶと、ギューっと抱きついてきた。豊満な胸が苦しいです……。体の露出のないローブを着ていてもわかるナイスボディ。
「久しぶりねぇー!あたしの可愛いミラを泣かす人は誰!?そこのクソジジイ共なの?」
キッと睨みつける。師匠から余裕が消える。学院長が怯む。私は問いかける。
「なんで?ここに?学院に?」
「王宮勤めしているのは知っていたでしょう?ごめんねー!このところ忙しくて大変なときにいれなくて。しかもそこのクソジジイ達がミラが王都にいることをあたしに内緒にしてたのよ!そうそう!ミラがルノールの民の鎖をかけられたこと聞いたわ!もー!タイロンを八つ裂きにしてやるとこだったわ」
怒涛の勢いで喋る。そして口だけでなく、実際にするから怖い。
「あなたがミラを甘やかすから、どうしてもミラも甘いところがあるんですよ。だから今回も秘密裏にしてたのに……」
ブツブツと文句を言った師匠にアリスンがなんですって?と威圧感たっぷりに言う。
「危険なことさせすぎなのよ!」
「いやいや、それもミラの成長を思えばこそですよ」
「夫婦喧嘩は後にしてくれんかの?育児相談も受け付けぬ」
そう。うちの傲岸不遜な師匠にも奥さんはいるのだ。師匠の妻のアリスンは肩をすくめる。
「そうね。時間のムダね。ミラ、貴方の友人は心配しないでね。シェイラとマリアに頼んでおいたわ」
随分と親しげである。
「避暑地にあたしも行こうと思ったのよー。でも忙しくて!シェイラとマリアはあたしのお茶仲間なのよ」
なるほど!お茶会の3人目はアリスンだったのか!と今、気づいた。
「いきなり行って、驚かそうと思ったのよー!ん??なんか元気ないわね。パル、いいんじゃないの?ミラがこのまま王都にいたって」
私はアリスンが味方してくれたが、このまま王都にいて闘神官になりたいのだろうか?そもそも……ここに居てもいいのだろうか?と心の片隅で少し疑問が生まれているのを感じた。
「だめです」
きっぱりと言い切る師匠。こうなっては発言の撤回は絶対しない。私は諦めて頷くと、さっ!と右手を出した。
「わかりました。帰ります。だけど依頼費は私が貰います。解決したの私なんだからねっ!」
師匠は「えーっ!!」と非難の声をあげつつも懐からジャラリと金貨の入った袋をくれた。
ズシッと重みがある。どんだけ貰ったのよ。
「まさか使い切らないですよね?」
「最後にパーーッと王都の街で豪遊してから帰るわね!」
師匠への嫌がらせである。それに気づいたアリスンはププッと笑い、師匠はどうせ意地悪じーさんとか思ってるのでしょう。といじけた。
そんなことは思っていないが思い込ませておくのもいいかもしれない。
いつも私は師匠の手の中で踊らされているが、守られてもきた。
反発する気持ちも無くもないが、感謝もしているよと言いたいけど気恥ずかしいから言えなかった。
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