第7話

 ブゥゥン ブゥゥン


「そう言えば、真は何が欲しい?入学祝いだ、何でも欲しいものを買ってやるぞ〜」


 ワゴン車を運転している悠也から、入学祝いを買ってくれると言う声が聞こえてくる。


 ちなみに、運転席に悠也、助手席に清、後部座席に静流と春美、最後部座席に俺と結衣が座っている。


「えっ!何でも良いの!それじゃあバケモンが良いな!」


 バケットモンスター、略してバケモン。


 可愛らしいイラストのモンスターを捕まえてバトルをする、少年から大人まで楽しめるゲームを真は挙げた。


「分かった、バケモンだな。

 晩御飯は『焼き肉ジャック』で食べるから、その帰りに買おうな。

 父さんもバケモンは好きだから後で対戦しような」


「やったぁ!負けないよ!それと焼き肉ジャックは結衣ちゃんも一緒?」


「ああ、結衣ちゃん達と一緒だ」


 俺の答えに悠也は頷き、バケモンを買うタイミングを教えてくれた。

 よっしゃ!オタク神の悟様が教えてくれた厳選をして男共を泣かせてやるゼェ!特に悠也ァ!!ボコボコにしてやる!静流のおっぱいは俺のもんダァ!


「えへへ、やったね真君!私もバケモンを買って貰えるから後で一緒にやろうね!」


「うん!楽しみだね!」


 ゲヘヘ、結衣ちゃんには厳選個体を上げちゃう!

 色違いの6Vも!


 ———————————


 あの後無事に学校に着き、入学式を終えてその日は帰宅となった。結衣ちゃん以外かわい子ちゃんは居なかった。ちくしょう!

 まぁその後は、一度家に帰り着替えてから焼き肉ジャックに入店した。


 ジュゥ〜 ジュゥ〜


「真君美味しい?」


「美味しいよ!結衣ちゃんも美味しい?」


「美味しい!あっ!し、真君お米ついてる!取ってあげるね!・・・あむっ・・・え、えへへ〜」


 ・・・・・・ウォォォォォォ!!!!

 沙織様ありがとうございます!貴方のおかげで幸せですぅ!!!

 俺の口元に付いてた米を取って食べたぞ!!結衣ちゃんが!!ウォォォォォォ!!!

 しかも、顔を赤くして照れてる顔も可愛い最高!


「あらあら!!結衣ったら大胆ね!!」


「ふふふ、真?泣かせちゃダメよ?」


「流石は俺の息子だ!!モテモテだなぁ!父さんもお前の頃はなぁ・・・」


「・・・・・・・・・・・・」ペタペタ ペタペタ

「結衣ちゃん?パパの顔に何か付いてるかな?付いてたら取って欲しいんだけど?」


 上から順に春美、静流、悠也、清の順番だが、女性二人はまともな反応だが、他の二人が・・・悠也はまだ分かるとして清がやばい、顔中米だらけなんだが・・・何でデコに米粒が付いてんだよ、そんなの食いたくねぇわ。


「えへへ、真君と結婚の約束をしたからもうお嫁さんなの!!だから真君のお世話をするんだよ!」


「あ、あはは、嬉しいけどちょっと恥ずかしいな」


「う、私も、恥ずかしかった・・・嫌だった?真君」


「そ!そんな事ないよ!嬉しかった!ゲヘ!?ゲフンゲフン!嬉しかったよ!えへへ」


 あ、危ねぇ〜キモい笑い方がちょっと出てしまった。しかし、むふふ、将来どんなお世話をしてくれるのかなぁ〜ゲヘヘ

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