第341話 生きとし生けるもの
2024.11.12
かろうじて生きている。
というか、余裕をもって生きているという時があまりない気がする。
いつもいつも、
かろうじて
どうにかこうにか
何とか
と、枕詞を付けている気がする。
普通の人は、余裕をもって生きているのだろうか。私のように、日々を過ごすだけで精一杯みたいな感じではないのだろうか。
昨日は、復職1日目だった。
実に、仕事に行くのを躊躇った。
腫れ物に触るような扱いをされたらどうしようとか、いろいろネガティブなことばかり考えてしまっていたからだ。
休職明けというのは、そういうものだ。
しかしながら、結果的には何となく受け入れてもらえたからよかった。
ただ、今の仕事を続けられるかはちょっとわからない。
昨日はやっとこさ帰ってきてご飯を作り、疲れ果てた。
少しの間、仮眠を取って、顔を洗って保湿をして寝ることしかできなかった。
ここで重大な事実が。
ついに髪を2日間もの間洗わなかった。
洗わないと、、と思いつつも体力が尽き果てた。
そんなこんなで眠りについたら、悪夢を見た。
髪を洗っていたら悪夢は見なかっただろうか。
ちょっとしたジンクスのようになりそうで怖い。
普通の人は、仕事したらご飯も作って、ちゃんとお風呂も入って、寝るんだろうな。
私なんて、仕事だけでだいぶ体力を奪い取られてしまう。
体力の8割くらいを奪い取られる気がする。いや、割とマジな話ですのよ。
そんなんだから、残りの体力でご飯を作り、風呂に入り、寝るのだ。
髪を乾かすにも、体力を要する。
髪が伸びてきたから乾かすのも面倒くさい。
切ろうかどうか迷っている。
今日は休みなわけだが、びっくりするくらい何もやりたいことがない。
寝ることくらいしかない。
仕方ないから近所のカフェに遅い昼ごはんを食べに来ている。
昼間寝てたら夜寝れなくなるからだ。
テラスで一人、この日記を書いている。
平日でも混んでてテラスしか空いてなかった。
皆、暇人なのか。平日までこんなに混んでるとは。
平日のカフェは暇人の集まりだ。
パソコン開いて仕事してる風な人間も、よく見ればYouTubeを観ている。
そんなもんだ。
明日は通院。なかなかに面倒くさい。
普通の人は通院なんてしなくていいからいいだろうな。私は月に2回も通院しないといけない。
月に1度の通院にしたいのだが、何かしら調子を崩してしまうから月に2回くらいの通院がちょうどいいのであろう。
最近、普通の人は、、、とか、病気である「自分」と普通である「他人」を比べてしまうことが多い気がする。
あとは、「必要とされているかどうか」とか。
私は、必要とされている部類ではない。何故生きているのか?
わからない。
旦那は多分、必要とされてる部類。
だから生きていてもいい。好きなことをしてもいい。
私は?
必要とされていないから、生きていてはいけない。
そんな風に、偏った思考になっている気がする。
すべての生きとし生けるものが、肯定される社会ではない。
少なくとも、私は肯定されるべき存在ではない。
そんな風に、思ってしまう。
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