第321話 無味無臭

2024.9.17

今日から仕事だ。

かろうじて、職場の最寄り駅の近くのコメダで朝ごはんを食べている。


朝ごはんが目的なのではない。

職場の近くでひと呼吸置きたいのである。


実際は、コーヒー1杯とかで良いのである。

まぁモーニング付くっていうなら食べましょうと。そんな話。


鬱々とした気持ちは全く晴れない。

この先に、何の楽しみもなければ消えたい気持ちもなくならない。


でも、仕事に行かなければならない。もう休めない。

本当は、行きたくない。


能面みたいな顔をして、仕事をするのだろうか。

明らかにやばい奴じゃん。

この数日、笑ってない。というか、感情がない。眠れてない。


喜びも、怒りも、哀しみも、楽しい気持ちも、何も無い。

感情、どこ行った?


こうなってしまった原因がさっぱりわからない。

それが一番に困っていること。


原因があるなら、それを何とかすれば解決かもしれないけど、原因がわからないなら、どうしようもない。


昨日は、少しオシャレをして、オシャレな街を歩いて、一人飲みしてきた。


でもなんだろう、楽しいとか、あんまり感じなかった。無味無臭。

ドラマも特に生まれなかった。それが現実。


死にたい。消えたい。


いつまで続くんだろう。




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