第303話 欲しいもの

2024.6.10

GLAYのライブに行ってきた。

この病気の特徴なのか、私はすぐに忘れてしまう。


ライブの間も、この光景を目に焼き付けて覚えておこうと思っていたが、一晩寝ると記憶が薄れてしまった。


でも、楽しかったことだけは覚えている。この感覚を大切にしたい。


言葉なんていらない。

自分の身体やココロが感じたことが大切なのだ。


母から言葉の暴力のシャワーを浴びて育ったせいなのか、私は言葉を発することがあまり好きじゃない。


仕事では話すけど、プライベートではあまり話すことはない。ジェスチャーとかで旦那と会話したりする。

まぁ後遺症?みたいなものかもしれない。


母から電話が来た。

電話しないと電話が来るのか、、、

母と電話すると正気が吸い取られる感じがする。


7月に祖父のお墓参りをするために、地元に帰るのだが、日程が悪いだの飛行機の時間が悪いだのと文句を言われた。


飛行機の時間なんてどうしようもない。

1日2便しか出てない飛行機の時間をどうしろというのか。


平日も休みが取れないなりに休みを取ったのに、文句ばかり言われて正気が吸い取られてしまった。


実家に帰ると、メンタルが崩れてしまう。

だから旦那に付いてきてもらっている。


旦那が緩衝材。

申し訳ない。


帰ったら、また子どもが〰とか言われるんだろうか。戦々恐々としている。

できないものは仕方ないのに、何を求めているのだろう。


子どもが欲しいと思う自分と、子どもなんていらないという自分の間で彷徨っている。


母が?


世間体が?


結婚したら子どもを持つことが当たり前?


お子さんは?


お孫さんは?


子どもがいないことで、いろんな言葉をぶつけてくる人間がいる。


子どもって、マストなんですか?


世の中の、いろんな刷り込みがウザい。


何にも気にしないで、自分だけのために生きられる世界に行きたい。


母のことも、世間体も、義実家のことも、何にも気にしなくて良くなったなら、どんなに幸せなことだろう。


自分による、


自分のためだけの、


人生が欲しい。





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