第286話 声を大にして言いたい
2024.3.1
昨日の朝、何やら絶望的に調子が悪くて、仕事を午前中休んでしまった。
逆に言えば、午後は這ってでも出勤した。
そうじゃないと、ダラダラと休んでしまいそうだったから。
思えば、28日から片鱗はあった。
どうにも調子が上がらない感じ。
外に出る気力が湧かない感じ。
1日寝ていた気がする。
最低限の家事とかは辛うじてできた。
季節の変わり目ゆえなのか、寒暖差なのか、はたまた症状的なものなのか、判断を付けかねる。
とはいえ、ODしようみたいな気にもならず。
死にたい、とかもない。
ただただ、無気力。
無気力なまま、布団に転がっていた。
未だにODしていない。
石の上にも3ヶ月?
よく持っている。
年明けから、何とかかんとか頑張っている。
仕事は半日休んでしまったけど。
それでも、まぁ上出来だろう。
最近の悩みは子どものことだ。
旦那と話して人工授精しようかって話になったけど、正直気が進まない。
自分のことで精一杯なのに、妊娠とか出産とか、耐えられる気がしない。
それに加えて子育てなんて、無理に決まってる。
旦那が子ども欲しいなら、旦那が育てればいい。
そんな気持ちでいる。
親、世間体、いろんなプレッシャーに潰されそうだ。
親に電話すると、「あとは何か報告ないの?」と必ず聞いてくるようになった。
結婚して5年目。
まぁ気持ちはわからなくはないけど。
でも、私は今で精一杯なのだ。誰か分かってほしい。
病気のことは、親には言えていない。
言ったらキチガイ扱いされるから、言えない。
こんな病気だから、子どもは持ちたくない。
そうやって言えたら、スッとするだろう。
でも、言えないのが現実なのだ。
そもそも、双極性障害なんて言葉すら、知らないだろう。
まぁ言い方を変えて躁うつ病としたって、ポカンとするだろう。
本当は、夫婦2人でいるのがきっと幸せなんだと思う。
これが本音。誰にも言えない。
子どもができたら、もっと幸せになるかも、と旦那は言う。
そんなタラレバのために、私は子どもを産むのか。
もし、今より幸せにならなかったら、どうするんだろう。
そんなもの、確率論でしかない。
誰にも言えない苦しさ。
ここでしか吐き出せないつらさ。
病気のことを分かってほしい。
旦那は、私が最近調子が良いからと何か勘違いしているのだろう。
私の病気は綱渡りみたいなもので、いつどうなるかなんてわからない。
今は良くても明日のことなんてわからない。
考えるだけで頭が爆発しそう。
結局、病気になった当事者しかわからない。
カミングアウトすればキチガイ扱い。
隠したとて、「普通」に合わせないといけない苦しさ。
私は、「普通」じゃないんだよ。
なんて、言えない。
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