第285話 透明人間
2024.2.19
ひらひらと、春うららな気候だ。
今日は暖かい。
私はというと、この数日、ネット通販を見漁っている。1つ1つの値段は2000〜3000円くらいなのだけど、3〜4着も服を買ったり、韓国のプロテインに手を出してみたり、もはや何を買ったかすら記憶にない。
認めたくはないが、軽躁傾向なのだろう。
とりあえず、注文完了メールを見返したりして、いくら使ったかを計算。
2日で12000円。
金額的には浪費とまではいかないが、サイトを見漁っていろいろ買い込んでいるあたりはやはり浪費になるだろう。
それでも、本当に必要なのか?を自問自答した結果だ。
服も、本当に着るものを厳選したのだろう、2日前の私よ、そうなのであろ?
これから続々と買ったものが届く頃だろう。
旦那にバレたら面倒くさいな。
軽躁の時はとにもかくにもあまり眠れない。
中途覚醒はいつものことだ。
昨日も何度か目を覚ましてしまった。
そもそも、自分の今の状況が軽躁なのかもわかりかねるが、傾向としてはそんな感じなのである。
数日前もプロテインを買った。
私はマッチョになるつもりなのか?
プロテインばかり買って、プロテインビンボーになってしまう。
どうしたものか。
最近は浪費はしてなかったんだけどなぁ。
仕事については今週から動き始める。
週1〜2、これはブレずに。絶対に無理なく。
勤務時間も、なるべく短めに。これもブレずに。
見学や面接の予定を入れた。
どこかピンと来るところとご縁があったら3150(サイコー)ね。
いわゆるクリニックや病院での看護師の仕事には興味はもうなくなったけれど、何かしらの看護師としての自分を諦めきれない、悪あがきな自分だ。
今は、元看護師の就労支援員という肩書き。
でも、本当は現役看護師としてまだ存在価値を感じたい。
「看護師」じゃない私は、ダメな私。
いつからだろう、誰に何を刷り込まれて、そんな思考になったのだろうか。
この病気を発症しながらも必死で取った資格。
しがみつきたいのかもしれない。
ずっと、看護師としての自分しか知らない。
今は、透明人間。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます