第112話 楽しい時間は束の間

2022.8.1

昨日、GLAYのライブに行った。

幕張メッセにて。暑すぎる。まじで暑い。

3回くらい言う。まじで暑い。


私は昔からHISASHIが大好きで。

その影響?か、前髪も作ることなく伸ばしたヘアスタイルにしている。


仕事柄、さすがに髪色まではw


そんなHISASHIと同じ空間で、同じ空気を吸えていることがただただ嬉しくて、深呼吸しまくった。


セトリも、知ってる曲も多くて、しかも大好きな曲もあり、、

感動、、感動、、あと5回くらい言わせてください、、


とりあえず今日まで生きててよかった。

死ぬまでにやりたいことリストの1つ、達成。


最近、解離なのか記憶が抜けてしまうというか、何故それをやった?みたいなことが多い。


一昨日も、理由なく瀉血していた。

針を刺して、自分で自分の血を吸い取って、袋に捨てていた。


まじで頭おかしい。


でも、そこに理由はない。

理由はないし、やっぱり記憶が断片的だ。

お酒は飲んでない。


最近は、私が看護師になりたての頃に祖父が私に送ってくれた手紙を読み返しては泣いてばかりいる。


鬱か?躁か?わからない。

何とも思わない。


3年前のこの季節、祖父は空に帰った。

祖父が危篤になった時、実家に帰った。

祖父は強いから、持ち直して、一時は1人でトイレにも行っていた。


強い治療薬か何かの副作用で、合併症を併発して、また危篤になった。

目の焦点が合ってなくて、きっともうダメだと思った。

最期は看取れなかったけど、それでも最後に会えたことは素直によかった。


母から祖父が亡くなったと連絡が来た。

私は、「まぁもう95歳だしね、よく生きたよね」と強がった。


コロナになって、一度もお墓参りができていない。

祖父が亡くなったことが受け入れられていない。


実家に帰れば、いつもの椅子で、いつもの読売新聞を読んで、相撲を観ている。


そんな風に思っている。

でも、帰ってももう祖父はいない。


祖父はいつも私の味方だった。


そんな祖父がいなくなって、ある意味では心の支えがなくなってしまった。

人間界で信用できる人がいなくなってしまった。


母子家庭でお金がなくて、国公立の大学しか行けなくて、祖父が学費を出してくれた。


看護師になったら、いつも気にかけてくれた。


いつも応援してくれた。


私が鬱状態になって、「つらい、帰りたい」と言ったとき、母は「あんたが勝手に選んだ道でしょ、大変に決まってるでしょ、帰ってくるな」と言った。


祖父なら何と言っただろうか。


もう私には帰る場所もない。


この病気を発症したことで、旦那も事ある毎に「躁だ」「鬱だ」と私のことをラベリングする。


悲しい気持ちも、苦しい気持ちも、「鬱だ」の一言でフタをされてしまう。


人と違うことが、最近は苦しくなってきた。

感じることや見えているものが人と違うことが、何だかつらい。


私は一人の方がきっと良いのだろう。


でもうっかりそのうち近いうちに死ぬなら、旦那といる方が楽なのだ。

我慢しなきゃ。


解離状態?になると、1ヶ月分の処方薬がまるっとなくなっている時もある。

そして意識がぶっ飛んで、記憶ももちろんない。


で、翌日に脇腹と背中が猛烈に痛くなる。

おそらく大量の薬を処理するために腎臓が頑張ってるのだろう。


そんなんだから、いつどうなるかわからない。


余命がないようであるような病気を抱えながら、私は独りぼっちだ。


祖父がいなくなって、祖父の手紙を読み返して、とてもじゃないが私は祖父に顔向けできないことばかりしている。


真っ当に生きることが難しい、社会不適合者だ。


それも追い打ちをかけているのだろうか。


最近は生きることが何だかつらい。

つらいっていうか、面倒くさいっていうのか。


生まれ変わりたい。


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