第105話 人間嫌いの真骨頂
2022.7.10
今日は妙にイラつく日だ。
何に対してもイライラしがち。生理前みたいな感じ。
ココロがざわつくというのか。落ち着かない感じ。
写真教室の合同評論会の動画がアップされていたので、観てみた。
テーマは「身近な人物」だ。
まぁちなみに私の写真は酷評だった。
何故か。
そもそも私には撮るための「対象」がいないからだ。
だから、仕方なく職場で写真撮らせてとお願いしたわけだが、そんなので良い写真なんか撮れるわけはない。
皆恥ずかしがったり、何だかんだと撮らせてくれない。
そして私は、人を撮るのも自分が撮られるのも嫌いだ。
人の幸せが嫌いだから。
楽しそうにしている人間を撮るのが好きじゃない。
人の幸せが嫌いだから、大学の実習は母子看護の実習は本当に嫌だった。
出産〜2週間くらいを受け持つんだけど。
人の幸せが嫌いだから、産婦人科では働かない。
子供が産まれる。きっと一番幸せな瞬間だろう。
私はその場にいたくない。幸せな人間は嫌いだ。
私は望まれて生まれた子供じゃないから、それもあるだろう。
そんなこともあり、幼少時の環境もあり、生きてきた環境もあり、、
私は「人間」に対して良いイメージを持っていない。
人間は裏切る生き物だと思っている。
だから誰も信じない。
自分も誰かを裏切り、裏切られて生きてきた。
私の身近な人物。旦那くらいか。
友達と呼べる人は近くにいない。
関わりのある人間は、利益を生み出してくれる人のみ。
打算的な関わりしかできない。
そんな人間を撮って公の場になど出せない。
てなわけで、私にとって「人物撮影」の課題はイジメに近いレベルでつらいものだった。
酷評されて当然。
だって、無理だと思って仕方なく提出したものだから。
他の人は、いろんな「身近な人」をカメラに収めて、提出していた。
羨ましくもあるし、恨めしくもある。
同時に、悲しくもなった。
あーあ、そもそも提出なんかしなきゃよかったな。
人間なんか嫌いだ。
カメラに収めたくない。
私の感性はきっと他の人とはかなり違う。
人間に対するイメージもかなり違うだろう。
人じゃない、自分にとっての「利益」としか関われない私は、悲しい人間だし、クズ人間だ。
人間関係が面倒くさくて職場も分けている。
旦那とは根本的に思考が合わないけど「利益」なので一緒にいる。
定期的に会う人もいるが、各々「利益」をもたらしてくれるから会う。
意味や根拠のない無駄な人間関係はいらない。
私のLINEの友達の数は18人しかいない。
そのうちの半分くらいは「利益」、残りは仕事関連だ。「友達」は数人だ。
だから、絞ろうと思えば、多分10人くらいになる。
スマホの電話帳には、誰もいない。
電話帳なんて機能は私にはいらない。
自分自身の、「人間嫌い」を自覚して、気持ちが荒ぶっている今日この頃。
だから、普通の人と同じように生きることが、本当に苦痛だ。
そもそも無理なので「普通に見えるように」繕っている。
それに疲れるとガチ鬱になる。
先週は酒飲んで屋上の手すりに腰掛けて何かやってたな。
ホント、めんどくせぇ人生だよ。
生きてて楽しいかって?
楽しいわけないよね。
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