第83話 ある証明
2022.6.14
昨日は少し早く布団に入ったものの、今日の睡眠時間は4時間だった。
気分もぱっとしない。
仕事に行きたくない、行けないわけではない。
仮に仕事を休んだら、暇になってしまう。
だから、仕事に行こう。
そんな感じだ。
それでも、やはり鬱の波にいるのだろう、仕事では気を張っているが、終わるとめちゃくちゃに眠い。
気分も落ちる。
ギリギリで踏ん張っている感じだ。
旦那ともできるだけ話したくない。
延々と、ひとりで好きな音楽を聴いて過ごしたい。
何がしたいとか、この先の目標とか、何も考えられない。
空手の稽古も、勉強も、何もする気にならない。
死にたいとも思わない。
消えたいとは思う。
自分を死に追いやるまでの労力がない。
たまに、マンションの屋上から、下を見下ろす。
ここから飛び降りるとしたら、と考えることもある。
でも、実行までは至らない。
睡眠薬で気持ち良くなってたらもしかしたらやっちゃうかもね。笑
バイト先の心療内科では、常勤の看護師の募集が始まって、候補者が応募してきてるみたいだ。
リアルタイムにグループラインで流れてくるので、自分の居場所がどんどんなくなっていく気持ちになっている。
オープニングメンバーとして、非常勤ながらも働いていた場所。
もう、なくなってしまう。
一気に鬱転して、しばらく休んで復帰したら、いつの間にか居場所はなくなってしまった気がする。
病気のせいで、たくさんのモノを失った。
婚約破棄もあった。お金もなくなった。
こうして治療してたって、居場所を失ってしまうなら、生きてても意味なくない?
居場所がないなら、必要とされてないなら、死んでも良くない?
私がいなくなっても、誰も何も困らないよ。
病気のせい?
死ねば病気で困ることもなくなる。
馬鹿と病気は死ねば治る。
そうでしょ?
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