第62話 後遺症
最近、仕事が楽しくない
職場での自分の価値もわからない
職場のみならず、社会における自分の価値もない気がする
家にも職場にも居場所がない
季節労働者のように調子いい時には働いて鬱になったら働けなくなるような自分にはコンスタントにお金を捻出することは難しい
見通しの立たない、具体的なこともわからない旦那の言葉に不安を感じてバイトを見漁る
稼がなきゃ、と焦る自分がいる
周りは幸せそうにしている
私は人を信用するということが根本的にできないから自分を誰かに委ねることができない
故に、働かなければとなるし、旦那以外の人間とも平気で会う
人生そのものがリスクヘッジ
人を一切信用できないという点が、ある意味では、虐待されて育ったことによる一番の後遺症であって弊害かもしれない
街行くカップルが羨ましいけど、私にはそれはできないと最近悟った
だって人が信用できないのだから
いろんなことが重なってかなり沼状態。
ゲリラ豪雨のように雨が降っている
私の心中を表しているかのようだ
鬱といえば鬱かもしれない
でも、きっとそもそもの根本の問題点に気付いてしまった自分に失望したり悲しくなっているのかもしれない
人の信じ方なんて、教科書に載っていない
自分の価値が欲しい
必要とされたい
生きてるだけで丸儲けなんて、そんなの嘘だ。
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