第55話 理想と現実

2022.5.22


朝ダヨ、オハヨーオハヨー


昨日、髪を切った。

振り返ると、活動的な1日だったと思う。

美容室の雑誌を見る。いろんな新作コスメやオススメのコスメが載っている。


「あれもこれも」となってしまうあたりが、やや上がり気味?


結局、まつげ美容液と乳液、マニキュアを買った。

まぁちゃんと使えるなら良いか、くらいの出費。


これでデパコスのオンパレードとかだったら笑えないけど、、

高いんですもの。


今、振り返って「うわぁ、躁だな」と思うのは、パーソナルトレーニングの無料カウンセリングに行って、二つ返事で30万のコースを契約したことだ。


それに比べれば、どれもこれも可愛いもんだ。


リチウムを飲み始めてから、そういっためちゃくちゃな浪費はしなくなったかもしれない。


しかしながら、私の職場である心療内科で自分と同じ病気を持つ患者は、リチウムを1200mgとか出されている。

1日のMAX量だ。


私は、400mgでニキビが大量発生して、半分に減薬して、代わりにラツーダが出された。


妊活を目標にするなら、リチウムはやはり減薬しないといけない。

しかし、今の生活はリチウムありきの気がして、減薬が不安だったりもする。


おそらく、薬を飲まなくなる日は来ないので、薬の調整と維持は今後の課題だろう。


リチウム事件以来、リチウムを出先で飲んだ時は、薬のゴミを隠して捨てるようになった。


リチウム事件。

ある意味、それも一種の偏見というのだろうか。

何もないように働いていても、そう思われているのだろうかと疑心暗鬼で仕事をするのだろう。


私の居場所が、少しずつなくなっていく。

どんどんなくなって、つま先でやっと立てるような居場所しかなくなるんじゃなかろうか。


「平等」は理想論であって、現実は違う。


特に、障害や病気をクローズにして、隠して社会の中で過ごすのは本当に大変だ。


隠しきる覚悟がないと。

でも、そんな覚悟をしないといけないこと自体がおかしいんだよね。


オープンにすれば、その瞬間に周りの目が「普通の人」ではなくなる。


ふとした時に、ぽつんと1人取り残されていくような、そんな気持ちになる。


だから私は理想論なんか嫌いで、常に現実主義だ。

夢物語やボランティアでは生きていけない。


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