第31話 弱音。

2022.5.10


うわぁ、朝から仕事行きたくない。

髪を整えながら、歯を磨きながら、仕事を休む理由を考える。


お腹痛いことにしとく?

何かいい理由ある?


今日は鬱なので休みますなんて言えるわけない。


不謹慎ではあるが、このご時世は何かと都合がいい。

熱が出た、咳が出る、家族が体調悪い、そんな感じで割と気軽に休めてしまう。


でも、休めばやはり印象は悪くなる。

ただでさえ、ガチ鬱で2ヶ月ほど休職していたから、ある種の「レッテル」を貼られている。


上司からの、「精神的にアレな人は…」の一言は、今でも忘れない。


が、あながち間違ってもいない。

それが悲しい。


今日1日、頑張れるかなあ。


そんな不安を抱えて日々過ごすことに、疲れてしまう。

つらいな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る