第30話 副作用との闘い
2022.5.9
私は今、双極性障害の治療としてはラツーダと炭酸リチウムをメインに服用している。
元々は炭酸リチウムを4錠だったのだが、ニキビがどうしたってひどくなるので、2錠に減量、代わりにラツーダを増量という感じでこの数ヶ月過ごしている。
そうしたら、今度は生理不順が起こり始めた。
おそらく、ラツーダの副作用。と言いたいところだが、オンナのカラダは複雑だ。
ガチ鬱でブラックサンダーに生かされていた時期もあるし、食生活やメンタル的なものもあるだろう、と婦人科のドクターには言われた。
薬のせいかもしれないし、食生活やメンタルのせいかもしれない。
可能性は無限大。
どうしろっちゅうねん。
妊活も見据えて炭酸リチウムは減らしているのだが、ラツーダを違う薬に変更したら、またイチから経過観察だ。
前回の生理周期は53日、今回は22日だ。足して2で割るくらいの周期でいいんですけど…
病気との闘いでもあり、副作用との闘いでもある。
婦人科に心療内科、ニキビで皮膚科も通う。
医療費にお金が湯水のごとく消えていく。
婦人科なんて、内診だの採血だので平気でお金が飛んでいく。
「普通の人」なら、他に使えるお金なのに。
「普通の人」たちはみんな妊娠していく。
周りは妊娠ラッシュだ。
私は、そもそもの病状が安定しないと妊活すら始められない。
薬が替わればまたイチからやり直し。
生理不順も整えないといけない。
何枚も何枚も壁が立ちはだかる。
こんなつらい思いをして生きる意味って何だろう、ってふと思ったりもする。
自分よりつらい思いしてる人なんて、たくさんいるだろうけどさ。
でも、私だってつらい。
つわりが酷い、しんどいなんて、そんなこと言うなら、私と代わってよ。
私のつらさとどっちがつらいの?
つわり?そんなもの我慢してやるよ。
一生モノの病気と付き合って、うっかり自分を殺したり誰かを傷付けるんじゃないかって怯えるつらさとどっちがつらいの?
ヘラヘラ弱音吐くくらいなら、子どもなんか作るなよ。
病気や障害は自分から作れないけど、子どもは自ずから作るものでしょ?
グダグダ言うなら作るなよ。
っていう負の感情と日々闘っている。
いろんな理由付けてるけど、何だかんだって、やっぱり羨ましいんだろうな。
「普通の人」だからできるんでしょ、って。
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