第21話 唯一の休み

2022.5.4


はぁ、起きた。沖田総司。


夜ふかしもアカンのに、昨日は、1時30分に就寝。そして6時に目が覚めた。


さすがに疲れたのか寝つきはよかったけど、やっぱりパピッと目が覚めるのが早いあたり、躁っぽい感じがする。


昨日も、ゾゾタウンであれこれ買ってしまうところだった。

スニーカーとワンピース。

二者択一…

両方は高いから、どちらか。

うーん、うーん


悩んだ末にワンピースにした。

前なら、何も考えないでポチっとな…


治療を始めてから、突発的な浪費に関しては本当に抑えられたと思う。


前なんて、30万のパーソナルトレーニングをロクに考えもしないで契約して、結局は鬱に転じ…手数料だの違約金だので返ってきたのは10万くらい。


そんなこんなだからお金も貯まらない。


今日はGWの、唯一の休み。

残りはほぼバイトを入れてしまった。

割と調子いい時にポコポコとバイト入れてしまう。

本当に良くない…


鬱にならないでくれ、お願いだと願うしかない。


夜ふかしをしたら波がブレてみたり些細なことでスイッチが切り替わってしまうから、本当に怖い。


例えば、普通の人がちょっと羽目を外して遅くまで飲んで帰るとか遊んで帰る、みたいなのが私には良くない。


実質的に、羽目を外して遅くまで飲んで遊んでも良いけど、多分トリガーになる。


そういった、見えない「制約」の中で生きていかないといけないことも、つらいかなぁ。


診断が付くずっと前から、「普通」に憧れていた。


「普通の人」なら、って何度泣いたことか。


だから、なおさら旦那みたいに大して挫折もしないでのうのうと生きている人にわかったようなことを言われるのが嫌だ。


私のこと、「わかります」って言うなら手首の一本でも切ってみろってんだ。

酒と薬を煽ってみろってんだ。


その痛みがお前にわかるか?

その酒の不味さがわかるか?


そんな気持ちがあるから、私は看護師だが安易に患者には共感もしないし同調もしない。


その人のつらさは、その人にしかわからないからね。


さて、今日は唯一の休みだ。

どう過ごすかがある意味では課題かしら。


ガチ鬱に転じぬよう…

祈るのみ。


祈りながら日々の薬を飲む。

何だか、切ない。

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