第19話 謎の焦燥感
2022.5.2
今日も1日、何とか乗り切った。
あ、夕飯作りがあるな…
仕事帰りに、カフェに寄ってひと息付いてから帰るのがルーティンになっている。
とはいえ、毎日毎日カフェに行けば出費もかさむ。
朝、スタバでモーニングをした日はOne more coffeeのレシートで100円でおかわりコーヒーできる。
あとは、マックのコーヒーも100円。
そういったのをフル活用。
ひと息付く、というルーティンは変えられそうにない。
ひと息付いて、思考の整理やら何やらと。
予定の見直しとかね…
前に、かなり躁になった時は、週6日で働いて、通信教育のスクーリングに通い、パーソナルトレーニングにも通っていた。
過度な食事制限で低血糖でフラフラしながらもいろいろとこなしていた。
旦那のお弁当や朝ごはんもきちんと作っていた。
仕事も頑張る、自分磨きも、家事も。
完璧な妻って感じだった。
その時は、スケジュール帳に空白があるのが嫌だった。
とにかく予定を入れて、埋めたかった。
休むことが悪みたいな気持ちだった。
謎の焦燥感。
だから週6日働いていた。
まぁ、そんな生活をしていたら、3ヶ月くらい経ってツケが回ってきた。代償は大きかった。
バコーンと躁になった反動が、同じようにバコーンと鬱になる。
離婚するだのしないだの、両家の親まで召喚して、えらい騒ぎになった。
もう何だかんだと、躁と鬱が入り乱れてテラカオス\(^o^)/って感じだった。
そんなことを回顧…
今日は、スケジュール帳を見ていたら、そんなかつての謎の焦燥感に駆られて、何か予定を入れねばと、派遣看護師の単発バイトの求人を見漁っている。
ちょっとヤバい傾向かも。
何故、焦るのか。
お金?休むことへの罪悪感?
生活費とかを計算して、ほらそんなに予定詰めなくても大丈夫じゃないかと自分に言い聞かせる。
躁になりかけている自分と、それを諌めているノーマルな自分の葛藤。
前は、その葛藤すらなかった。
診断が下りて、治療を始めたことで、少しずつ自分を客観視できるようになってきたのかもしれない。
とはいえ、双極性「障害」なのだ。
正直、自分のコントロールは難しい。
今の自分、数時間後の自分、明日の自分。
いつ、どうなってるかわからない怖さと、闘ったり怯えながら過ごしている。
「普通」「ほどほど」の概念がわからない。
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