第17話 壊れかけのスイッチ

2022.5.1


私は、双極性障害の当事者にも関わらず心療内科で週に2日ほど、お手伝いがてら働いている。


どうにも心療内科のバイトに行くと、メンタルを「持っていかれる」感覚になる。

いろんな患者のカルテを見て、自分と同じ診断名の患者は、いわゆる「問題児」扱いの患者なのだ。


つまり、私も同じようにカテゴライズされるわけなのだ。

悲しいかな、現実…


そんなところで、昨日はスイッチが切れかかり、全くやる気もなくなりかけ。

髪をササッと乾かし。

最低限の保湿をして。


歯磨きしながらトイレを済ませ(おっと失礼)、ちょっとだけ眠剤を増やし、さっさと寝る。

奏効したのか、今日はパピッと起きている。


私の朝のルーティンは、白湯を300mlほど、ゴクゴクと飲む。

白湯って不思議なことに、熱すぎずぬるすぎずでゴクゴク飲めてしまう。

朝の薬も、これでゴクゴクと。


リチウム様、今日もどうかひとつ…


出かける前に洗濯機をポチッとな。

トイレ掃除もササッと。


今日は写真教室だ。

バカと天才は紙一重。


私は天才に一縷の望みをかけるのだ。


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