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あああ、やっぱり怖い。何かキャラ設定進めてるだけでもう怖いんですけど。しかも、この時点で何か不穏な空気漂ってますし。鈴のところのアレ、お化けの気配だったけどどういうことだ? やはり主人公自体が怪異だということなのだろうか?
そんなこんなで盛大にビビりながら進めると、トイレからスタート。正直うわあと思っけど、進めてみたらまだ夕方のようで一安心……と思ったのは自分だけではないはず。
ただ、話しかけられないのはまだしも顔が描写されてないし、妙によそよそしい……と怪しんでいたら理由はすぐ分かった。
ボール、水の入ったバケツ、机への落書き。昔からあることだが、ちょっとタイムリーな時期だけに心が重たくなる。
いや、違うんだよ。ひどい目って言ってもこういうのを期待してたんじゃないんだよ……と思ったが、よくよく思い出してみれば前作前々作も家庭に問題がありそうな描写が、直接ではないだけで描かれていたはず。
となると、夜廻の主人公達はみんな何かしら心や環境に闇を抱えており、それが事態へ巻き込まれる一因となっていたのかもしれない。
そして、主人公に差し出される皿。その上には蠢く何か。ちなみにここ、ボイテラのトリコちゃんなら普通に食いそうだなと思った。けどまあ、現代っ子が、それも食用でもない多分虫的な何かを食わされれば限界など軽く越えるだろう。
ちなみにここ、食べないという選択肢があるのだが、なぜかもやがかった様な状態で選ぶことができなかった。過去作プレイ済みの人なら、きっとここで色々試したことだろう。一週目ではおそらく無駄だと、薄々分かっていたとしても。
そして場面は夕暮れの屋上へ。ユウヒガキレイダナーと思う一方で、先程の展開からこの場所は嫌な予感しかしない。いや、なんでそう都合良く金網が壊れているかなあ。なんとか戻ろうにも調べても何もないし、先に進んでください的なあれさえも無い。おのれ山の神、こんな小賢しい対策をしやがって(風評被害)。
ここで主人公が空を見上げ、タイトル。そして画面が地上に戻った時には、誰もいなかった。一足の靴だけを残して。それが意味することは想像に難くない。ただ、直接的な描写が無いのが気にはなった。
そして主人公が目覚めると、そこは見慣れない森のなかでしたとさ。いや、そこにある祠はなんだよ。あと、森って言ったけどなんか周りが妙にカラフル。はっきりしたことは分からないが、海の底のような感じだった。ただ確証は何もないため、とりあえず進んでみる。
少し進んで 、懐中電灯と、その近くに何か――恐らく死体だ――を発見。ただ、死体とおぼしきものには雪?のようなものが降り積もっていた。歩いている最中にも、そんな足音がしていたし。ただ、今思うとあれは砂であり、普段この場所はもしかすると海もしくは水の底に沈んでいるのではと思った。
懐中電灯を拾い、震える手で明かりをつける。が、ここでは何も無し。そのまま進むとなぜか目の前に転がってくる石のようなもの。
おい、まさか、とは思うものの拾わず進むという選択はできないため、しぶしぶ拾って調べてみる。大したことは分からず説明をしまうと、\ヤア/。やりやがった、やりやがったよ日本一。
そのまま視界と精神に多大なダメージを食らい、暗闇に閉ざされる主人公。とりあえず進むしかないため、闇雲に動かしていると突然の声。
これが事前情報の少女かなとは思ったが、いかんせん目潰しを食らっているため判別ができない。声に従うのも怖いといえば怖かったが、感情の乗った声のため信じて進むことに。どうやら今回、友好勢力は見えない時青で示されるらしい。
そうこうしてるうちに視力が回復。声の主はやはり少女であった。心なしか高校生ぐらいに見える。グラフィックの進化か?
少女の話によると、主人公は学校の屋上で空を見上げてしまったためにここに来てしまったらしい。しかも、少女は主人公のことを知っているが、主人公は少女を知らない様子。これについては少女も、いずれ分かるみたいなホラーあるあるで真実を語らない。そこは端的にでもいいから事実を言ってくれよ……。
ただ、主人公は呪いにかかっているらしく、それは少女も同じだという。そのタイミングは、いったいどこだったのか。謎は尽きない。
第一村人発見。いつものあれやそれではなく、何かうねうねしていた。見てるだけで正気度が削れそうだった。そこを新アクションの目隠しで突破する。この、認識されているから認識できる、というのはいつ聞いても面白いなと思う。
そして、諸事情によりついていけなくなった少女と別れ、一人で進む主人公。少女の方は、本当にまだこちら側の存在なのだろうか? 今はそれを確かめる術もないため、少女の言うとおり青い鳥居を目指す。
そこから先は、目を開けず、振り返らず、前に進まなければならないというホラー定番の黄泉帰り。色んなホラー要素に震えつつも、偉大な先人の失敗を活かしてひたすらに前へ。
スズヲカエセ
そこで歩みは止まった。
仕方なく文字送りをすると、主人公が勝手に目を開いて振り向いてしまう。そこに現れたのは紹介もされていた人面鳥。絶対これを鳥認識は無理だろ。ティンダロスの猟犬かよ。
それにしても鈴とは? 主人公は鈴など持ってない。よもや錫のことなわけないだろうし。ふと思い至ったのは二つ。一つはキャラ作成画面で本体を振ったときの、あの鈴。もう一つは、少女が鳴らしていた物。おそらくこちらの方が本命か? そうすると、前作までよりかはまだまともなのか? それと、今鈴を持ってない主人公に対して言ってきたのは何故だ? 何らかの理由で少女と同一視しているとでもいうのか? まあ、今の段階じゃ詰められる根拠も無いのだが。
そしてようやく元の町へ。が、最初と違って左右対称のような……そもそも屋上にそんなもん無かったろうが。単に入り口に対する出口という位置付けなのか、それともここが「裏」の町なのか……。と、ここで猫ちゃん登場。ただ、犬はともかく猫は化け猫があるからなあ……って、よく思い出したら人面犬もおったわ。まあ今作の癒し枠ではあるだろうそうあってほしい。
長い階段を降り、ようやくお地蔵さんに到達。時計は大体10時半を指していた。ここからどうなるのかはまだ分からないが、夜はまだ始まったばかりだ。
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