第17話 降格

「大妃媽媽」


「座りなさい。私が今日ここへ呼んだ

理由は分かりますね」


大妃は世弟を呼び、世弟嬪と良媛の

企んでいたことを話した。


「あの者達は女官を使い昭訓の食事に

毒を入れていた。銀の食器が変化した

のが証拠だ。女官からも証言を得た為

降格させるのが妥当だろう」


「朴内官から報告を受けました。

確かに降格が妥当でしょう。

反省させる為に女官見習いに

してはどうでしょう?少しは王宮の

役に立つでしょうから」


大妃堂を後にし、世弟嬪と良媛を呼び

出した。


「お前がしようとしたことは許されない

ことだ。そなた達の父親の身分は降格

しないが、世弟嬪及び良媛は相応の罰を

与える」


側室の位を剥奪し女官見習いに

すると命を出すと二人の表情は一気に

暗くなっていく。


「そんな!あんまりです」


「そなた達の言い分は聞きたくない。

明日から王宮の為に働きなさい」


提調尚宮を呼び二人を女官専用堂に

向かわせた。






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