擬人化の物語は色々あるけれども、やり切れない寂しさと悲しさを、控え目な表現で(椿たちの感情は激しいですが)感じるものも少ないですね。最後に「面妖」と称されてしまうのも少々悲しさを引きたてています。
末端商業作家。 執筆していない時は釣りをしているか編み物をしているか大抵ゴロゴロしている。 離島に移住し、その島ごと漂流しているかのように日々を過ごしています…
主催の自主企画から来ました。とても気に入りました。声に出して読んで見たくなりますね。結末までの運び方、素敵なラスト。ご一読をお勧めします。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(91文字)
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