そうなことある!?

 神主さんだけど除霊に神に祈ったり長い儀式はしない。

 

 だって本物の魔法使いなので、自力で奇蹟を起こせる。ちなみに本浄家は補助系魔法の家計だ。

 

 物の強度を上げたり、他の人の能力を高めたり、攻撃したり、操ったり家系によってある程度得意不得意がある。

 

 長い歴史の中では混血もあるし、この家系ごとに少し偏りがある程度の差らしい。国なんかが変わるとは混血してなくて、全く違う能力系統もあるらしい。

 

 他の家系は詳しくないけどね。ちなみに日本で多いのは身体能力向上系かな?効果は弱いけど、発現者が多いのが特徴らしい。身体能力向上も出来ないけど、ギリギリ魔法使いなのが俺や親父だ。

 

「それほど意識があるのなら忍びないが、死者である以上は、安らかに眠り氏神となるべきだろう」

 

『えー、せっかくの幽霊生もっと楽しみたい〜』

 

「自然界の法則には従いたまえ」

 

 神主さんらしいことを言って魔力塊で、幽子との繋がり諸共力技で引き剥がそうとする。

 

「あれ?魔法じゃないんですか?」

 

「幽霊その物を破壊するのは、水岡の独壇場なのだよ。魔力で引き剥がしても幽霊の魔力を乱しても結果は変わらんよ」

 

『ん?んー?おお??なにかしてる??』

 

「「「「・・・なんで平気なの?」」」」

 

『そんなことを言われても何も感じないけど??やっぱり私の輪姦を狙ってる??初めてじゃ無いしおじ様達はいいよ♡あっ心良くんはだめだよ?卒業は視姦するって決めてるからね』

 

「なんで経験があるんだよ!!ファーストキスは死んでから言ってなかった?」

 

『だってファーストキスは彼氏とでしょ?でもバイトするっしょ?だって男子はズッコンバッコンしたいだけの塊じゃん』

 

「面白い若人よな。孫娘にも見習ってもらいたかった」

 

 ここで頑張ってる神主さんではなく眺めてる水岡優人さんが話しかけてくる。神主さんは再度除霊にチャレンジするようだ。

 

『私が言うのもあれだけどさ、身体は大切にしなきゃだよ?』

 

「もう、優姫ゆうきは37だったからの。曾孫くらい見たいじゃろ?あれはちとメンクイで、突拍子も無い事をしてしまうのが玉にキズじゃたな」

 

『メンクイなのは分かる〜♪だって心良くんのイケメン度足りないって思うしね』

 

「そうか、そうか。では猫に刺し身を奪われたらどうするかの?」

 

『んー怒ってキャットフードを全部食べてやるかな?』

 

「優姫はな、魚の匂いを染み込ませた鉄棒を猫に渡して齧らせて、食べれない悲しみを知ったかと高笑いしたぞ」

 

『おぉ~その発想は天才だ!!もっと聞かせて下さい!!』

 

「その後で。キレた猫が襲いかかってきて、揉みくちゃになりながら、女は突貫よ!!と叫んでボロボロにされとった」

 

『そこで負けるんかい(笑)』

 

「勝てない相手にも折れないメンタルで同じように挑む強さが武器じゃった」

 

『おぉ~カッコいい!!憧れるぅ』

 

「えっ?それってただのアホの子何じゃない?」

 

 幽子からはどこか似た気配を感じるけども、なんだろう??

 

『心良くん分かってないね?そのポジティブさ、負けん気の強さは凄いって、幽子より上かもよ?』

 

「優姫の精神強度はワシが占った限りで最強じゃ。不安になっても心配はしても、心は負けん」

 

『へぇ~、イケおじ様は占いするの?』

 

「ワシの占いはハズレんぞ。何しろ本物の魔法じゃ」

 

『幽霊だけど、お願いします』

 

 ん?魔法使いでも、占いは難しいはず。

 

「良い良い、本当は目玉飛びてるくらい高いけどおじさんサービスしゃうぞ」

 

『(*ノェノ)キャーありがとー』

 

「まぁぶっちゃけ未来予知は不可能なんじゃ、過去はいくらでも見れるし、ある程度運命は読めちゃうけどな」

 

 水岡優人さんキャラ崩壊してません?

 

『わくわく♪』

 

「どれどれ、幽子ちゃんはポジティブに見えて、実は心配性」

 

『!?』

 

「心良くんは普通な」

 

「えっ!?俺も占われてる??」

 

『ププッ普通ってなに(笑)』

 

「幽子ちゃんは自由人ポクしてるけど、実は相手をよく見てるな。絶妙な加減をして嫌われないようにしておる」

 

『!!!』

 

「気遣いの人が努力で身につけた面白さじゃな。心良くんは地味で普通」

 

「そんなことありますか??」

 

『心良くん努力しないからだよ』

 

「将来だが、幽子ちゃんは内助の功、縁の下の力持ちそんな星周りである」

 

『へぇ~へぇ~へぇ~嬉しい♪』

 

「心良くんは一般人の星、常識人過ぎて幽子ちゃんがいないとただのモブ」

 

『心良くんが主人公なのは幽子のおかけだよ?褒めて』

 

「発言がメタい!!現代ファンタジーだからダメなやつ!!」

 

『何言ってるのか分からない普通の人な心良くんは分かったし放置して、目指すべき優姫さんについて教えて下さい』

 

「我が孫ながら、他で見たこと無い結果だったなぁ。他人と、自分及び家族には越えられない壁があり、家族の為なら他人を切り捨てる。後は絶対に折れない強靱なメンタルだ」

 

『おぉ~!!どんな星なんですか??』

 

「影で統べる妻の星だな」

 

『なんですって!!カッコいい』

 

「社長夫人になって、乗っ取るくらいはするはずだったのだがなぁ。唯一占いが外れたな。」

 

『きっと日本が狭かったんですよ。ここに幽霊も居ますし、どこかで異世界でテッペン取ってますよ。私はどうやったらもっといい星に成れますか?』

 

「そうかもしれんな。星はな運命エイルの気紛れだから」

 

『なんという説得力!!心良くんが普通の人なのも納得するよ』

 

「いろいろと納得いかないから!!なんで神主さんが部屋の隅っこ向いてのの字書いてるのとか??普通の人のとかさ!!あと運命を決めてる作家エイルが一番信用ならないから!!」

 

「心良くん、すまんな。私に除霊は無理だ(´Д⊂グスン」

 

「本浄の神主さぁーーーん_| ̄|○ il||li」

 

『これは本浄家よりも、イケおじ様に乗り換えるべきかな?』

 

「見る目のある良い子じゃな。今からおじいちゃんが後見人になろうか。いつでも訪ねて来なさい。あと本物の能力者には水岡優人の名を出せば、効果覿面じゃ」

 

『はい!幽子は今から水岡幽子になります』

 

「そんなのやめて~平穏な日常を返してくれ!!」

 

『大丈夫♪アゲマンだぞ♡』

 

「「「絶対に違うからな!!」」」

 

 楽しそうな水岡の二人と対象的に、本浄の三人はガックリと肩を落としたのだった。

 

「我が義理孫まごのおかけで主人公で名前貰えたのだから感謝したまえ」

 

「メタい発言はキケンなネタなんだよ!!慎めジジイ!!」

 

 こうして除霊させれるどころか、凄い魔法使いが公認するという困った状況になったのでした。

 

 

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 あとがき

 

 本作はここで完結となります。主な原因はネタが出ないこともないのですが、これ以上は繰り返しななってしまうというのが一番の原因です。

 

 何しろ基本的に幽子は、他人とコミュニケーションがとれないのでネタの幅が狭い(;^ω^)


 魔法使い共とって事も出来なくは無いですどそれだと幽霊である意味はなくないと思いました。


 幽子のキャラはインパクトあるし、企画に参加も多いエイルですからどこかで出番はあるかと思います。


 水岡優人さんから名前の出た優姫ちゃんですが、まえがきでも触れましたが設定を共有している【転生特典ゼロ!?スキルも皆無!?理不尽な異世界になんか負けません!!〜史上最弱少女マスターのダンジョン経営戦記〜】


https://kakuyomu.jp/works/16816927860269979062


 主人公である水岡優姫その人です。二百話超えの長編でありますが、そちらもよろしくお願いいたします。


 異世界ファンタジーで長編なので作風はかなり違いますが3万PV超えてますから楽しんで下さい(≧∇≦)b


 この現代ファンタジー世界の長編も準備しております。そちらはちょっとラブコメ調で本作にどこか近い感じかと思います。ついに完成しまして公開しました(≧∇≦)b


俺の妹が欲望に忠実すぎるクラスメートに狙われてる〜それよりも早くあなたを好きな娘がいるのに気が付いてよ〜

https://kakuyomu.jp/works/16817330649957947479


 それでは宣伝もしましたし、ここまでありがとうございました。


 またね(*^_^*)

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誰か除霊してください!!こんな女子が取り付いてたら僕はもう・・・_| ̄|○ エイル @eilu

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