倫理観が良い具合に壊れていたりズレているけど、自身がピンチになろうとも契約や約束を守るという芯があって、読んでいても気分が悪くなる「悪」な主人公ではない、という物語を探していた時に出会った作品のうちの1つ。
少年パイロットな智機に「殺人鬼」の異名が付いてしまうような事件とはどんなものだったのか。その事件(作戦)の狙いを知り、それによる苦悩を知り、そんな過去を背負う智機が姫様と出会いどんな物語を作っていくのかこの先が楽しみ。
5話も読むと登場人物や機体名が敵味方合わせかなり多くなる事、中国的人名や地名も出てきてさらに把握しづらくなる事、キャラ名やルビの振り方にギャグが混ざること等、万人受けしづらい点があるのでそこはちょっと注意。でも、1話目からいきなり約9万文字ある熱量は凄いので、ちょっと読んでみて欲しい。