昨日助けた銀縁眼鏡が恩返しする、という素っ頓狂な話なのに、読んでいるうちに実際にありえそうな感覚に陥った不思議な話でした。短い話なのに、ネームドの登場人物3人(?)とも好きになれる、心温まるストーリーをぜひ。
「昨日助けていただいた銀縁眼鏡です」……という、かっとんだ台詞から始まる本作。そこから、人の世の常識に疎い人間化銀縁眼鏡さんと、主人公小此木くんとの奇妙な日常が始まる……のですが。最初は銀縁…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(252文字)
タイトルそのまんまで、眼鏡が恩返しに来てくれるという話なんですけど、一言では説明しきれない面白さがありました。 助ける→恩返しの図式は古来からよくありますし、「あの時助けていただいた亀です」「…続きを読む
小説って、パワーワードがひとつあれば書けるんだなぁ……きっちり萌えて、話がまとまる、脱帽です。
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