zmside 10話
次の日夕方・・・・・・
kn「なぁ、エミさん。なんでエミさんからヒスイの匂いするんや?」
em「な、何言ってるんですか?魔の森でヒスイさんに会ったなんてことはないですよ?」アセアセ
あの感じやと会ったんやな。ええなぁ・・・・・・俺も会いたいんやけど。ヒスイは俺のもんや。あの顔を見てええのは俺だけや・・・・・・ん?今俺は何を思ったんや?俺はヒスイに一目惚れしたんか?戦った時の歌いながら大鎌を振り回すあの可愛いようで綺麗な笑った顔にか?どちらにせよこの感情は今は閉まっとかんと。
次の日・・・・・・〜我々国 城〜
兵A「神聖国国王御一行が到着されました!」
gr「入り給え。」
グルさんが許可を出し、四大巫女とその護衛が入ってくる。
gr「よく来た、巫女たちよ。名前を聞いてもいいか?そこの護衛たちもだ。」
kk「世羅 心無ですっ!」
sa「柊 紗凪と申します。」
so「柊 苑です。」
si「透雷 首里です。」
mz「ミューザだ。巫女様には指一本触れさせん!」
うわっ・・・・・・敵陣内やのにバカな護衛やなぁ・・・・・・
ren「私はラタナリアと申します。一応、冒険者であり、護衛任務を承っただけですのでメイドではないです。」
うん?なんかヒスイに似とるなぁ・・・・・・
gr「今日からこの城で暮らしてもらう。こちらはあまり人文化を知らない。不備があれば言うといい。要望に添えるよう努力する。では、皆さんを部屋に案内してくれ。」
兵A「はっ!」
mz「魔族からの施しは受けん!」
何言いよるんやろう。護衛の躾がなっとらんなぁ。
tn「じゃあ、どうするんや。」
mz「野宿をする・・・・・・」
ガツンッ!ドサッ。
言い終わらない内にもう一人の護衛が素早い動作で気絶させた。
ren「すみません。準備していただいたのに護衛の1人がこんな感じで・・・・・・」
tn「いや、ええですよ。よくあることなんで。」
ren「この方のお部屋を案内してもらえませんでしょうか。この方を寝かせなければならないので。」
兵A「こちらです。」
そう言われラタナリアやったけか。そいつは風魔法であのバカを浮かせて部屋にわざわざ運んでいった。
zm「グルさん。俺部屋帰るわ。」
tn「おい!ちょっと待てや!」
そんな声を背に、俺は部屋から出ていった。
〜ヒスイの部屋〜
天井裏に潜み、待っているとあのバカを置いてきたんか、あいつが帰ってきた。
ren「清楚系メイドっぽい人を演じるのはキツイなぁ。」
その声だけで俺は確信した。
zm「なんや。やっぱりヒスイやったんか。」
ren「あっ、ゾムさん、こんにちわ。」
zm「偽名なんか使ってどうしたん?」
ren「いやぁ、あの人ら、僕の名前知ってるんですよ。同一人物とバレたら後々面倒そうなんでそう名乗ってるだけですよ。皆さん、気付いてらしてたんですか?」
zm「気付いとるんは多分、俺だけやで。人族は殆どが黒髪黒目やけん、気付けたら逆に凄いで。」
ren「それはwwまぁ、気付かなくてもいいんですがww」
zm「なんでや?」
なぜかその言葉を聞いた途端腹が立った。理由がわからん。
ren「知り合いだと気付かれたら、どうなるかわかったもんじゃないですよ。最悪、ミューザさんに切られます。」
そうやったんか。まああの熱血バカはやりかねんからな。
zm「ヒスイが死ぬのは嫌やな。でも、ヒスイのこと俺だけが知っとるんは嬉しいんや!」
ren「へっ?」
間抜けな返事が帰ってきた。ヒスイは油断したしている時はそうなるんや。俺はチャンスとばかりに今まで言えんかった事を言う。
zm「俺な、ヒスイが大好きやで!エミさんやコネシマがヒスイんとこ行っとったの羨ましかったんや。しかも、一向にこっち来んし・・・・・・その間俺以外に惚れてもうたらどうしようかと思っとったんや。やから、俺以外見んといてな・・・?」
ren「ファッ!?いや、ちょっと待ってください!?僕のどこに惚れる要素が!?しかも、最後ら辺のめっちゃ怖い!」
やっぱり人やから魔族の感覚についていけてないっぽいな。魔族は一途やけぇ好きなやつを独り占めしたいんや。
zm「好きなとこ?たくさんあるで!今から言うから聞いといてな!」
ren「ちょちょちょちょ、ストップストップ。またいつか聞きますから。ね?」
zm「今聞いてや〜」
なんでや!?断られてもうた・・・
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