18話
sa「あ、できた!」
so「良かったね、紗凪!」
si「やっと出来た・・・・・・」
ren「そういえば、苑様はなぜ魔法が使えるんですか?」
so「私は全能の巫女なので魔法が全て使えるんです。」
sa「私は全知!」
si「私は干渉の巫女です。」
ren「ということは心無様が叡智ですか。まあ、どんな巫女かはあまり魔法は関係ないんです。関係あるのは魔法の適性です。本来教会とかで調べてもらうんですが・・・・・・今回は、私の鑑定眼で見てあげます。」
sa「鑑定眼持ち!?結構レアな能力だよね・・・・・・?」
ren「そこはあまり考えないでください。で、ですね。巫女様たちの適性属性は、紗凪様が火、風、雷、重力、光、無。苑様が全属性。首里様が水、土、植物、氷、光、無。やはり、全員無属性は持ってますね。私の場合は風、光、無です。これでも適性属性は多い方なんですよ。殆どの方は無ともう一属性持ってれば冒険者になれて、無ともう二属性持ってれば、尊敬されるほど。無ともう三属性持っていれば、伝説級。だから皆さまは凄いんですよ。」
sa「そんなに?」
ren「ええ。無属性を持っていない子もいたりします。」
so「全属性は?」
ren「神の子ですかね。一般家庭からならですけど。苑様は巫女ですから。でも、神からいただいた能力ですから、神の子であってると思いますよ。」
so「紗凪!私たち神様の子供なんだって!」
sa「良かったね。」
si「植物・・・・・・趣味の幅が広がりそう。」
ren「では、エーミールさんに聞いてみましょうか。すみません、エーミールさん。」
em「魔力を感じ取れたようですね。では、最初は火、水、風、土いずれかの練習をしてください。」
ren「わかりました。」
ちょっと、心無様のとこに行くか。
トコトコ。
ren「心無様。」
kk「なんですかぁ?」
ren「適性属性を教えに来ました。」
kk「わぁ!ありがとうございますぅ!」
ren「では、心無様の適性属性は火、水、闇、無です。特性で魅了も持っているようです。忘れないようにしてください。それでは。」
kk「ありがとうございますっ♡」
トコトコ。
ren「只今戻りました。」
so「何を教えてくれるんですか?」
ren「紗凪様は火、苑様は火と相性のいい風、首里様は水を練習してください。魔法は想像力が源です。本物に近く、鮮明に、的確に想像してください。」
so「頑張る!」
sa「頑張ります!」
si「頑張らないと・・・・・・!」
まあでもそんなに力み過ぎても出来ないけど。
ren「上達すれば2種類以上の魔法を同時発動出来るようになる人もいます。そして、身体強化魔法や武器強化魔法に属性を付けられるようになります。」
mz「強化魔法は無属性魔法に分類される!殆どの奴が持っている属性だ!」
ren「って、なぜこちらに?ミューザさん。」
mz「ラタナリアさんを呼んでこいと言われたので・・・・・・」
ren「わかりました。その間、見ておいてください。」
トコトコ。
ren「何でしょうか、心無様。」
kk「・・・・・・いえ、やっぱりなんでもないですぅ。(なんで魅了にかかってないんだよ!?)」
ren「そうでしたか、それでは。(多分魅了にかけようとしたんだな。バカだなぁ・・・・・・)」
トコトコ。
so「紗凪を離せ!」
si「紗凪ちゃん!!ミューザさん、話してください!」
mz「出来損ないの巫女はいらない!」
ren「(魅了にかかってる!?)風よ、動きを封じる枷となれ、ウィングカフス。」
ビュォォ!
紗凪から強制的に手を離させ、拘束する。
em「何事ですか!?」
mz「離せ!こいつらはいらない奴らなんだ!」
ren「変な思考回路ですね。四大巫女は4人いなければ均衡が崩れるんですよ!?」
em「ここで争わないでください。」
ren「あ、すみません。」
kk「ミューザさんはなんにも悪くないですよっ。迷惑かける3人が悪いんじゃないんですかぁ?」
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