zm side 7話 ※こっからゾムサイドです。

ヒスイが城に行っている時、城では・・・・・・

俺はゾム。我々国の特殊部隊を率いる軍曹で、レッドドラゴンや。

zm「今日はやけに観光者が多いんやな。」

そう言いながら、降りてきた奴を殺していく。

gr「そうだろうな。神聖国の国王が国の暗殺者共に俺らを殺したら莫大な金が貰えて、しかも罪を許してくれるらしいゾ。」

zm「てことは冒険者ギルドにも依頼書が届いてるんやろうな。面白いと言っとった子が来るかもしれんで?」

gr「来るだろうな。我々にはやらせる訳にはいかんからな。」

他国のお偉いさんであり、暗殺の対象にはな。

zm「こうなること分かっとったやろ、グルさん。」

gr「さぁ?どうだかな。」

はぐらかすグルさんの顔は意気揚々としとった。

zm「そいつ見てみたいわぁ。」

まあ、俺の顔も意気揚々としとるんやろうけど。

暗殺者「死ねっ!」

zm「うるっさいねん。黙れや。」

パリンッ!

やってしまった。取り逃がしてもうた。

急いで下に降りると、誰かと話しとった。

暗殺者「あんた誰だよ。」

ren「え?僕も君と同じ暗殺者だよ。自国の王族に命じられてやってきた。」

隣の奴からは・・・何も感じんな。殺気すら感じん。

暗殺者「そんなの放棄して逃げろ!ここは・・・・・・」

それを言わせるわけにはいかんなぁ。

ザクシュッ!

暗殺者の首が落ちる。隣のやつは敵わないと判断したんだろう。走って逃げた。しかも、移動魔法も使った。が、そんな事は想定済みで、外にグルッペン達がいる。俺は家の屋根を伝い、門の外を目指した。

〜門の外〜

そこに着くとさっきの奴がグルッペンと話していた。

ren「ははっ。マジかよ、おい。」

gr「来るなら来ると言えばいいじゃないか。歓迎するゾ?」

ren「今から行きますなんて言うと思います?殺す相手に。」

gr「言わないな。」

ren「何でバレたんです?」

os「化けるんなら魔力ごと化けんと。」

ren「えぇ・・・マジか。そこまでは考えてなかった。」

嘘なのに素直に信じて面白いなぁ・・・殺気がだだ漏れやけど強そうやんけ。殺り合ってみたいなぁ。

zm「こいつがグルッペンの言ってたやつ?強そうやな・・・!ちょっと俺と殺り合おうや。」

ren「ホワッ!?ちょ、ちょっと待ってください!コネシマさんとショッピさんの後なら良いですけど・・・?」

なんでここでコネシマ達が出てくるんねん!

zm「嫌や!」

ren「なら、今からやりますか?」

kn / sho / zm「「「ええん?」」」

三人同時に反応してもうた。戦闘狂だとか思われとらんよな?

ren「いいですよ?こちらは皆様と殺り合うつもりで来たので。じゃあ、最初は誰にしますか?」

kn「じゃあ、俺で。」

コネシマが最初か。どんな事するか、じっくり見させてもらうで。

ren「どうぞ、始めてもらっても。」

tn「開始っ!」

kn「行くで!」

トントンの合図でコネシマは氷の剣を作り出し、襲いかかるがあいつは物ともせず交わしていく。コネシマとの距離を詰め、双剣の片方を上に投げた。そっちに意識を移せば殺られるな。

kn「投げてどうするんや?攻撃手段が減るで。」

ren「いいえ、全く。双剣に纏え、サンダー。」

kn「おわっ!」

体制を立て直すの遅いなぁ、コネシマは。

ren「動きを止めて、ブリザード。」

パキンッ!ピタッ。

氷で動きを止められたコネシマは首元に双剣を当てられていた。

tn「終了っ!」

kn「ま、負けたぁ。やっぱ強いな!大鎌使ったらもっと強いんやろうな!」

sho「次は僕です!コネシマさんはそこで指くわえて見ててください。」

ren「いいですよ、ショッピさん!じゃあ、今回はアサシンナイフ使いますね。」

sho「なんでも良いですよ。僕に倒されるんやから。」

ren「それはそれは。その意気込み、砕かれても知りませんよ?」

tn「開始っ!」

ショッピはシャベルを取り出し、殴りに行く。あいつはなにか感づいてるらしく、絶対あれに当たるまいと避けている。

sho「避けてるだけじゃあ終わりませんよ?」

ren「分かってますよっ!」

あいつはショッピの背後にまわったが、ふっ飛ばされていた。一撃必殺を見抜いていたのか少しでも衝撃を無くすよう、後ろに自ら少し飛んでいた。多分、あいつの無意識的防衛本能やろうけど。

sho「あれ?やりすぎましたかね?」ボソッ

zm「そんな事はないはずやで。」

飛ばされた方向を見た時、俺は目を奪われた。綺麗な黒から白のグラデーションの髪に片目ずつ違う目の色。他の奴らもびっくりしとった。

ren「そんなにビックリすることです?」

そう言いながらあいつは黒髪黒目に戻してしまった。綺麗やったんに。

tn「ビックリするわ!まさか髪色変えてたとは思わんやろ!」

ren「まあまあ、後で理由は言いますんで。続けていいですか?」

gr「いいゾ。」

ren「だそうですよ、ショッピさん。」

sho「そうっすか。じゃ、遠慮なく!」

ren「まあその前に、終わらせますけど。」

ショッピはそのまま懐に入られてしまい、アサシンナイフをコネシマと同様に首元に当てられていた。

tn「終了っ!」

sho「勝てると思ったんっすけど、無理やったっすね。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る