7話

〜城下町〜

屋台屋A「オークの串焼き、15ラテだよ!」

ren「3本ください!」

屋台屋A「はいよっ!オークの串焼き3本、45ラテだ。」

ren「はいどうぞ。」

屋台屋A「まいどありっ!」

行く途中に昨日の屋台で見た串焼きを買う。

ren「うまっ!豚肉みたいだねえ。」

ルンルン気分でギルドへ行った。

〜冒険者ギルド〜

ren「アリアさーん!僕でも受けられる依頼は・・・・・・」

冒険者A「助けてくれ!オークの軍勢がこっちに向かって来てるんだ!その数およそ・・・・・・100体!」

100体!?なに!?よくファンタジーであるモンスターピードかな!?

gm「どういうことだ!?オークの軍勢だと!?あまり群れないはずのオークが・・・誰かが率いてるとしか考えられん。緊急依頼を出す!D級以上のやつは強制参加!オーク軍討伐に向かう!ヒスイ、お前もだぞ。」

ren「ふはっ!面白そうじゃないですか!やります!てか、やらせてください!新装備を試すいい機会なので!」

なんか周りからは変な目で見られてるけど、楽しそうだから行く!待ってろ、オーク!

〜草原〜

gm「ここからは戦場だ!冒険者の底力見せてやろうぜ!」

おぉぉぉぉっ!!!!

ガラムさんが冒険者さんに気合を入れている。なんというか、シュール。

gm「お前ら!行くぞ!」

冒険者さんたち全員行ってしまった。さあ、僕も行きますか。僕は双剣を構えてオークの群れの中に入って行く。

シュッ!ビシャッ!ドサッ!

首がよくわからないから後ろから頭をはねていく。オークがいすぎて収拾がつかなくなっている。僕は・・・・・・

ren「皆さん!一回オークから離れてください!感電しますよ!」

と声を魔力の波長に乗せ、声を届かせながら敵の数を把握する。みんなが離れたようなので・・・・・・

ren「我が手に集いし雷よ、敵を穿つ槍となれ。ライジングボルト。」

ピシャァンッ!ドカァンッ!・・・・・・ビリッ、ビリッ、バチッ、バチッ。

ren「ん〜・・・・・・やりすぎたかな?」

gm「やりすぎだ!オークのオの字もないじゃねえか!」

ren「魔力循環しながらやるのはもうやめよう・・・」

こうしてでたらめな雷魔法でオークの群れを倒し、危機は去った。かと思いきや・・・・・・

gm「もうお前、A級な。」

ren「はい!?」

まだまだ苦悩は続くようです。

〜冒険者ギルド〜

ar「おかえりなさいませ、皆様。」

ren「アリアさーん・・・僕、またランク上がったんだが・・・」

gm「アリア。ヒスイの登録ランク、Aにしとけ。こいつ、数匹は倒したとはいえ90体ぐらいを一発で塵にしやがった。」

ren「90体じゃなくて、70ですね。僕が20ほど双剣でぶった切ったので。」

gm「それでも十分だよ。Sにしたいとこだが、ソロでSにするには日が浅すぎるからな。」

ren「Sにはなりたくない。」

gm「ははっ!無理だな。1年経ったら強制的にSだぞ。」

ren「なぬ〜!!いやじゃあ〜!!」

僕らの会話を聞いた周りが笑う。僕もつられて笑う。

gm「今日はもう帰れ。宿でシャワーでも浴びるんだな。」

ren「そうだなぁ。僕はまた血塗れになったし。鉄臭くなるのは勘弁だな。」

gm「また明日な。明日は良い依頼、紹介してやるからよ。」

ren「ガラムさんも書類、頑張ってくださいね。」

gm「お前、なんで知ってんだ!?」

ren「さぁ?ご想像におまかせしますよ。」

僕は冒険者ギルドを後にし、宿へ行く。

異世界生活2日目

 オークが攻めてきた。双剣の試し斬りのため、自身が面白そうと思ったため行ってきた。強制だったようだが、まあそんな事はどうでも良かった。雷魔法も使った。オークが塵になっていた。魔力循環しながらの魔法は控えようと思う。Aランクになったはいいが、1年後に強制的にSにするようで、ガルムさんは職業乱用だと思う。書類はちゃんとできたのかな?

支出 45ラテ

残金 1ラフテ7フラ90ラテ

〜朝 冒険者ギルド〜

ar「オーク討伐の報酬です」

ren「ありがとうございます!僕、3か月ぐらい居なくなるんで!じゃっ!また3か月後に!」

そう言って僕はギルドを飛び出していった。

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