レシピ02「♯5301」

※写真は作者の「近況ノート」(2022年4月25日)に添付してあります。

 下記のURLをクリックいただけると移動できます。


【写真】

https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16816927862836020803


【レシピ】

https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16816927862899821961


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「♯5301」

これが何だか、分かる人、いますか?


トムクルーズが収容されるナチス監獄の囚人番号ではありません。

新しいタピオカドリンクの材料レシピ?


チョッと、惜しい。


スワロフスキーというビーズメーカーの製造番号です。

スワロのそろばん型:♯5301。

一番、メジャーなビーズアクセサリーアイテムです。

これに色を記載して、10G(グロス)1000個単位で問屋に発注します。


添付の写真は私達のオリジナルキット「vol.oo2 トンボ玉ストラップ:アクアマリン」です。

これはスワロの色見本を兼ねてつくり、約60種類のストラップを店内に展示しました。


横に並んでいるのは、スワロフスキー♯5301(そろばん型)の全見本です。

美しい輝きはガラスとは思えず、素人の私は驚嘆したものです。


奥さんに教えてもらいながら、色調ごとに番号付けしていきました。

これが私達の店「レディーベアー」の原点となりました。


「テディベア」をモジったものですが、今でも私達夫婦のお気に入りの名前です。


「ホワイトオパール40G(グロス)にエメラルド20G(グロス)お願いします。」

電話やFAXで問屋に注文し、届いた紙の包みを開けると・・・。


宝石のような輝きが、シャープにカッティングされた一粒一粒からキラキラと目に飛び込んできます。

その感動とトキメキは今でも覚えています。


サラリーマンから独立して事務所を構え、同時に始めたビーズアクセサリーのお店。

何もかもが、人生で初体験のもので、妻も私も毎日が映画のようにドキドキでした。


当然、良いことばかりではなく、むしろ、つらい不安と怯える日が来ることを僕達は想像もしていなかったのですが。


ただ、皆様は御安心ください。

このエッセイは「ビーズ、ど根性物語」ではありません。


「細腕繫盛記(古い?)」や「おしん(これも?)」のような波乱万丈立身出世物語ではなく、淡々と素人夫婦のお店経営挑戦をつづっていきますので、ヌル~く、御読みいただければ幸いです。


次回からは御店を出すきっかけや、初めての問屋さんでの仕入れ等のワクワクした御話を紹介しますので、御期待ください。

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